“Nocona”コア新Xeon。発表早々の発売となった |
28日(現地時間)発表されたばかりの“Nocona”コア新Xeonが早速店頭に並んでいる。“Prescott”コアPentium 4と同様の90nmのプロセスルールで製造され、FSB800MHz、“SSE3”に対応するほか、64bitのメモリアドレシングを可能とする“エクステンデッド・メモリ64テクノロジ(EM64T)”を採用するという新機軸が満載のCPUだ。
FSBはPentium 4と同じ800MHzに引き上げられている | “エクステンデッド・メモリ64テクノロジ(EM64T)”を採用 |
“エクステンデッド・メモリ64テクノロジ(EM64T)”は、Itanium/Itanium2が採用するIA-64アーキテクチャとは異なり、既存のIA-32アーキテクチャを拡張したもので、AMDの“Opteron”“Athlon 64”と同様、64bitOS/アプリケーションに対応しながら既存の32bit環境との互換性が維持されている。64bitOSと64bitアプリケーションをサポートする“フル64bitモード”のほか、32bitOSと32/16bitアプリケーションをサポートする“レガシーモード”、64bitOSで32bitアプリケーションを扱える“互換モード”の3種類の動作モードが用意されている。
また、前述のように“Prescott”コアPentium 4と同様に90nmプロセスルールで製造され、新命令セット“SSE3”に対応。FSBはこれまでのXeonの533MHzから800MHzに引き上げられているほか、CPU使用率にもとづいて動作クロックとコア電圧を変更する“拡張版Intel SpeedStepテクノロジ”を採用している。もちろん“Hyper-Threading”に対応し、2次キャッシュは1MB。
2.8GHzは2万円台。意外に安めという印象がある |
インテルから発表されたのは3.60GHz、3.40GHz、3.20GHz、3.00GHz、2.80GHzの5種類となっているが、本日店頭で販売が確認されたのは最上位のXeon-3.60GHzを除く4種類。価格は以下の表の通りで、Xeon-2.80GHzが2万円台、Xeon-3.40GHzでも9万円割れと意外に安めという印象だ。
価格 | ショップ |
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インテル Xeon-3.40GHz |
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\86,520 | ぷらっとホーム |
\89,040 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
インテル Xeon-3.20GHz |
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\57,960 | ぷらっとホーム |
\59,640 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
\59,800 | TSUKUMO eX. |
インテル Xeon-3.00GHz |
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\40,845 | ぷらっとホーム |
\41,970 | TSUKUMO eX. |
\42,840 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
\46,620 | 高速電脳 |
インテル Xeon-2.80GHz |
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\28,980 | TSUKUMO eX. |
\29,190 | T-ZONE.PC DIY SHOP |