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水冷電源に純銀ヘッド!ドイツAqua Computer社製水冷パーツが発売に!

2003年10月21日 23時02分更新

文● 水野

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ドイツのぉぉぉ科学力はぁぁぁ世界一ィィィィ
TシャツはLサイズMサイズの2種類てで3480円。意訳すると“ドイツの科学力は世界一ィ!”?

 ドイツAqua Computer製の水冷パーツがUSER'S SIDE本店で明日発売予定だ。水冷ヘッド、ポンプ、リザーブタンクといったバラ売りのパーツのうち必要なものを各自で買い揃えるという販売形態で、純銀製をうたう水冷ヘッドや自動車用サイズの巨大ラジエータ、水冷電源といったユニークなパーツが特徴。ラインナップ中には同社のロゴ入りTシャツなどというものもあるのだが、その中に書かれたうたい文句は「Nothing beats german engineering」となかなか挑戦的だ。



「cuplex EVO」 「cuplex Silver Edition」
銅製ヘッド「cuplex EVO」純銀製「cuplex Silver Edition」

 CPU用水冷ヘッドは2種類。銅製ヘッド「cuplex EVO」は背の高いヒートシンク構造のヘッドをクリアのカバーで被った円筒形で、Socket 478(Pentium 4)用とSocket 603/604(Xeon)用の2種類。価格はともに1万3800円。これらはヘッドは同一でマウントが異なるのみで、交換用マウントがSocket 462(Athlon)用を含め全3種類用意されており、こちらの価格は2980円。
 そして「cuplex Silver Edition」は純銀をうたうヘッド。彫られた水路に冷却水を通すという構造はごく普通のものだが、熱伝導率で銅を上回るもののコストが高騰するため使用されてこなかった素材を本当に使ってしまったという製品だ。Socket 603/604(Xeon)用のみの限定モデルで、価格は2万9800円。



チップセット用「twinplex CP4 Typ 1」 GeForce4用「twinplex GF4」
チップセット用「twinplex CP4 Typ 1」GeForce4用「twinplex GF4」

 同じく水冷ヘッドの「twinplex」シリーズはビデオカードやチップセット用の小型製品。チップセット用はマウント穴の間隔が広い「twinplex CP4 Typ 1」、狭い「twinplex C」の2種類で価格はそれぞれ7780円、7280円。ビデオカード用はRADEON用「twinplex ATI」、GeForce4用「twinplex GF4」、汎用の「twinplex G」の3種類で価格は全て7980円。マウントが各種別売りで用意されている(1480円)のはCPU用と同様だ。



ポンプ「aquastream12V」 ポンプ用静音化カバー
ポンプ「aquastream12V」ポンプ用静音化カバー

 ポンプ「aquastream12V」は独EHEIM製で3.5インチベイに取り付ける形式の電源変換基板が付属しており、ドライブ用4ピンコネクタから電源を取りPC電源と連動する。またポンプ全体をすっぽりと覆う形式の静音化カバーも用意されており、価格はそれぞれ1万5800円、6480円。



リザーブタンク「aquatube」
リザーブタンク「aquatube」

 冷却水用のリザーブタンク「aquatube」は肉厚のアルミ製で、銀色とチタン風金属色の2種類。蓋がクリアのアクリル製となっており、付属のLEDキットを装着することにより光で冷却水が照らされる様子が見えるという凝った仕組み。PCケースの天板に各自で穴を開けマウントするのがベストとされているが、5インチベイ2段を使用して横向きに取り付けるマウントもあり、これを使用するとケース前面から円形の窓の中の冷却水の様子が見えるようになる。価格は銀色が1万2800円、チタン風が1万3800円。
 また前述したポンプり直接取り付けることができシステムをコンパクトにまとめられるタンク「aquainject」もあり、こちらの価格は6980円。



12cm角ファン2個サイズ「airplex EVO 240」 「airplex EVO 1800」
12cm角ファン2個サイズ「airplex EVO 240」。こちらはごく常識的なサイズ問題の15個サイズ「airplex EVO 1800」。上に乗っているのは比較用の煙草の箱。すでに自動車のラジエータにしか見えない

 冷却水ラジエータは全4種類。12cm角ファン1個サイズの「airplex EVO 120」(1万800円)、同2個サイズの「airplex EVO 240」(1万3800円)、同3個サイズの「airplex EVO 360」(2万4800円)とここまではごく普通のサイズだが、ものすごいのは最高峰の「airplex EVO 1800」。12cm角ファン3×5=15個分のサイズという巨大なもので、バイクどころか自動車用ラジエータに匹敵する大きさ。下手をするとPCケースより大きいため何よりまず設置場所が問題になりそう。実際に15個のファンを装着する事もできるが、この大きさならファンレスでも十分と思われる。価格は3万9800円。



水冷電源「CoolCurrent」 プラグはヨーロッパ仕様
水冷電源「CoolCurrent」。「Silentmaxx」の水冷バージョンにあたる

 最後に「ここまでやるか…」という気分にさせられるのが、おそらくこれが初と思われる水冷電源「CoolCurrent」。製造元はヒートシンクのみのファンレス電源「Silentmaxx」でお馴染みの独Silent sytems社で、「Silentmaxx」の水冷バージョンというべきもの。容量は350Wで価格は3万9800円。なお同梱のAC電源コードはヨーロッパ仕様のプラグとなっているので別途変換プラグが必要。

 もちろん、以上の製品は全て統一されたシステムの製品であり、パイプ系は内径6mm外径8mm。機器の接続には“Plug&Cool”という名称のコネクタが使用されており、簡単に接続が可能で安全性も高いとうたわれている。ここまで紹介した主要パーツのほか、チューブ、冷却液添加剤、チューブ分岐用コネクタ等も用意される。USER'S SIDE本店では明日より展示も行うとのことなので、興味がある方は店舗に足を運んでみてはいかがだろうか。



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