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カノープス、MPEG-2キャプチャーカードやノンリニアDVリアルタイム編集システムなど4製品を発売

2002年12月06日 23時01分更新

文● 編集部

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カノープス(株)は6日、PCIバス対応MPEG-2キャプチャーカード『DigitalVideoRecorder』、ノンリニア/DVリアルタイム編集システム『DVStorm 2 for DVD』『DVStorm 2 Light for DVD』、DVキャプチャー&TVチューナー『DVTX200』の4製品を発売すると発表した。価格は、『DigitalVideoRecorder』が3万9800円、『DVStorm 2 for DVD』が18万8000円、『DVStorm 2 Light for DVD』が13万8000円で12月下旬発売。『DVTX200』が3万4800円で2003年1月上旬発売となる。

『DigitalVideoRecorder』
『DigitalVideoRecorder』

『DigitalVideoRecorder』(DIGVREC)は、DV(AVI)からMPEGへのハードウェアエンコードも行なえるMPEG-2キャプチャーカード。高画質エンコーダーチップと、アナログビデオを高画質で取り込むための“3D Y/C分離”“3Dノイズリダクション”“フレームシンクロナイザ”“ラインタイムベースコレクタ”“デジタルオートゲインコントロール”の機能を持つ『Triple 3D Video Processor』を搭載する。付属のDVDオーサリングソフト『DigiOnAuthor2 for DVD L.E.』を利用してオリジナルDVD-Videoの制作も可能。そのほか、偶数/奇数フィールドをそれぞれ1/60秒間隔で更新し、フィールド補間してから表示する“プログレッシブ再生”機能を搭載する。入力端子はミニDIN7ピン(Sビデオ)×1、オーディオ入力はRCAピンジャック(ステレオ)、オーディオ出力は3.5mm径ステレオミニジャック/サウンドカード内部接続用コネクター(ケーブルが付属)。取り込み解像度は最大720×480画素(Standard)で、ビットレートはMPEG-2で4M~15Mbps(Standard)、オーディオは最大384kbps。サンプリング周波数は最大48kHz(16bit)。カードサイズは幅165×奥行き73mm(ブラケット除く)で、Low Profile PCI用ブラケットも付属する。対応機種はPCIバススロット(2.1以上)を装備したPC/AT互換機で、Pentium III/4、Celeron、Athlon、Athlon XP/MP、Duronを搭載する機種(Pentium III-500MHz相当以上)。対応OSは、Windows 2000 Professional/XP。リモコンソフト『FEATHER G-Spec.』、WDM準拠ドライバーソフト、S/コンポジット変換ケーブルが付属する。

『DVStorm 2 for DVD』(カード)
『DVStorm 2 for DVD』(カード)

『DVStorm 2 for DVD』(DVSTORM2DVD(P65))は、ノンリニアビデオ編集システム『DVStorm 2』シリーズに、ハードウェアMPEG-2エンコーダー『StormEncoder』を搭載した製品。DVとアナログビデオ入出力を装備しており、DV入力をビデオ用モニターで表示を確認したり、そのままビデオデッキで録画したりすることも可能。MPEGデータをDV/アナログで出力することもできる。付属のDVDオーサリングソフト『Ulead DVD Workshop SE for Canopus』を利用してオリジナルDVD-Videoの作成も行なえる。

『StormEncoder』
『StormEncoder』

アプリケーションとして、ホワイトバランス/ラスタースクロール/トンネル/ループスライド/ミラー/ストロボなどの新ビデオフィルターが利用できる編集ソフト『StormEdit』、インデックスリスト作成ソフト『StormNavi』、ビデオ/オーディオキャプチャー&再生ソフト『StormVideo/StormAudio』、3Dトランジション効果プラグインソフト『DVXPLODE for DVStorm』、ビデオ編集ソフト『Adobe Premiere 6.5』(リアルタイムDV/アナログビデオ出力も可能)、3Dタイトル作成ソフト『Ulead COOL3D SE』、オーディオループシーケンサー『Sonic Foundry ACID Music for Canopus』のほか、新たにDVキャプチャーソフト『Canopus DVキャプチャ』が付属する。そのほか、Adobe After Effectsのコンポジション映像、Adobe Photoshopの静止画、LightWave 3Dのモデリング画像/アニメーション映像をDV/アナログビデオ出力するためのプラグインソフトも付属する。

インターフェースは、デジタルビデオ入力がi.LINK4ピン(DV/DVCAM)×1、アナログビデオ入力がミニDIN7ピン(Sビデオ)×1、アナログビデオ出力がミニDIN7ピン(Sビデオ)×1、アナログオーディオがステレオミニジャック×2(入力/出力各1)。カードサイズは奥行き212×高さ107mm。デジタルビデオは、NTSC(720×480画素)とPAL(720×576画素)に対応する。Sビデオ→RCA変換ケーブルと、ミニジャック→RCA変換ケーブルが付属する。対応機種はPCIバススロット(2.1以上)を装備するPC/AT互換機で、Pentium III-500MHz/Athlon-700MHz以上と256MBのメモリーが必要(Pentium III-1GHz以上推奨、3D RTトランジションにはPentium 4-1.50GHz/Athlon-1.40GHz以上が必要)。対応OSは、Windows 2000 Professional/XP。

『DVStorm 2 Light for DVD』(DVSTORM2DVD(L))は、『DVStorm 2 for DVD』のバンドルソフトのうち、『Adobe Premiere 6.5』と『Sonic Foundry ACID MUSIC for Canopus』の2本を減らすことで低価格化を図った製品。そのほかの機能は同等。

『DVTX200』
『DVTX200』

『DVTX200』(DVTX200)は、6月に発表したアナログ-DVコンバーター『ADVC-1394』にTVチューナーを搭載し、TV映像のDV録画と編集を行なえるようにしたキャプチャーカード。ビデオ信号はNTSCで、TVチューナーも日本地域対応。インターフェースは、DV(IEEE1394)×2(4ピン/6ピン各1)、アナログビデオはミニDIN7ピン×2(入力/出力各1、RCA変換ケーブルが付属)、アナログオーディオはステレオミニジャック×2(入力/出力各1、RCA変換ケーブルが付属)、TVアンテナ(F型)。カードは奥行き175mm。対応機種はPCIバススロット(2.1以上)を搭載したPC/AT互換機で、Pentium III-800MHz以上、メモリー128MB以上が必要。対応OSは、Windows 2000 Professional(SP3以降)/XP(SP1)。アプリケーションとしてDVDオーサリングソフト『Ulead DVD Workshop SE』が付属する。

同社では、DVフォーマットでのテレビ録画や複数ファイルの連続シームレス再生、フレーム単位のカット編集などが可能な専用ソフト『Jet Vision』をオプションで用意する。ダイレクトショップでの販売を予定しており、販売に先立って体験版のダウンロード提供を行なうという。

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