Xeon搭載ワークステーション
『Evo Workstation ファミリー』は、21日に発表された『インテル Xeon プロセッサー』を搭載するワークステーション。
『Evo Workstation W8000』 |
『Evo Workstation W8000』は3モデルで構成され、最上位機種はXeon-1.7GHz、18.2GBHDD(Ultra 160 SCSI、毎分1万5000回転)、512MBメモリー(PC800、ECC RDRAM)、最大48倍速CD-ROM(トレイロードIDE)、64bit/66MHz PCIスロット×2、Ethernetポート(100BASE-TX/10BASE-T)などを実装。グラフィックスチップは『NVIDIA Quadro2 Pro』など7種類の中から選択する。
最大消費電力は約500W、本体サイズは幅205×奥行き597×高さ454mmで、重さは約24.89kg。プレインストールするOSはWindows NT4.0もしくはWindows 2000で、導入時に選択する。価格は66万7000円で、6月上旬に発売する。同シリーズには、デュアルプロセッサーモデルもある。
『Evo Workstation W6000』は6モデル構成で、最上位機種はXeon-1.7GHzを2CPU搭載するデュアルプロセッサーモデル。18.2GBHDD(Ultra 160 SCSI、毎分1万回転)などを搭載し、価格は58万円。
デスクトップ+ノート=“Dual Worlds”
また、ウィレット氏は現在開発中のマシンも公開した。ひとつはキーボードを内蔵したタブレット、もうひとつが、デスクトップとノートが融合した“Dual Worlds(2つの世界)”だ。
一見普通のノートパソコンに見える |
ところがタッチパッドとキーボードが外れて・・・・・・ |
デスクトップになってしまう |
“Dual Worlds”は一見普通のノートパソコンに見えるが、タッチパッドとキーボードを取り外し、ディスプレーを立てるとデスクトップパソコンになってしまう。もっとも、いつごろ発売するのか、このままの形なのかはまったく未定。
しかも、コンパックの担当者は「今見ないと、2度と日本には来ないかもしれない」と話した。世界中で展示してまわるためだとしているが、製品化されずに終わるのでもう見られない、という意味にもとれる。
コンパックがデルを“蹴落とす”ための最終兵器として、この“Dual Worlds”を是非とも製品化してほしいものだ。
会場の一角には、コンパックの歴代のポータブルパソコンが並んでいた |
1983年に発表した『Compaq Portable』。コンパックの初めてのポータブルパソコンで、貴重な品のはずだが、関係者によると「馬場副社長の部屋に転がっていた」とか、いないとか。それにしても、この大きさで“ポータブル”とは・・・・・・ |