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Evo Notebook N150(C700/14X/64/10/D/C/W8)

Evo Notebook N150(C700/14X/64/10/D/C/W8)

2001年05月23日 23時16分更新

文● 伊藤 有

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Evo Notebook N150(C700/14X/64/10/D/C/W8)

コンパックコンピュータ

14万9800円

コンパックコンピュータの企業向けノートPCの新ブランド「Evo NoteBook N150」(イーヴォ)は、「A4フルサイズに比べて高価なイメージの強かったA4スリムノートを普及価格帯で」という意欲的なコンセプトのラインナップだ。今回紹介するのは、シリーズ中最も低価格なWindows 98 SE搭載モデル「Evo Notebook N150 C700/14X/64/10/D/C/W8」。発表されたばかりの新製品だが、評価機を5月22日に借用できたので、早速レポートをお伝えする。

15万円を切る標準価格の
格安A4スリムノート

Evoの天面
Evo Notebookの天面。シルバーとブラックのコントラストに、赤い「COMPAQ」と右肩の「Evo」のロゴが映える。ビジネス向けということで、VAIOのような派手さはないが、好感が持てるデザインだ。

 主なスペックは、Mobile Celeron-700MHz、メモリ64MB(最大320MB)、HDD 10GB、24倍速CD-ROMドライブ(メディアベイに内蔵)、14.1インチXGA液晶、重量は2.7kg。標準バッテリの連続駆動時間は約3時間で、メディアベイにオプションのセカンドバッテリを装着することで最大約5時間の連続駆動を可能にしている。
 HDDが10GBで最近の標準的なスペックからすればやや少ないことや、CD-RWドライブではなくCD-ROMドライブを搭載という点、またOS以外にプリインストールソフトが用意されないなど、コストダウンの影響は端々にあるものの、15万円以下の価格帯でデバイスを交換可能な拡張ベイを搭載する本格的なA4スリムノートは珍しく、非常に買い得感が高い製品となっている。



背面&側面
上から順に、本体背面、右側面、左側面。赤外線、CRT出力、シリアル、パラレル、PS/2、LAN、USBなどI/Oコネクタはひととおり揃っているが、コンシューマ向けの「Presario 1700」に標準装備だったTV出力が付属しない点は、企業モデルの性格が表れている。

 本体背面にはCRT出力、シリアル、パラレル、PS/2、10Base-T/100Base-TXのLANポートをそれぞれ1つずつ装備するほか、左側面にはモデムポート、防塵蓋付きのCardBus対応PCカードスロット(TypeII×2/TypeIII×1)を設けている。また、USBポートは背面と左側面に1つずつ用意されるため、プリンタなどの拡張機器は背面を利用し、マウスなどのアクセサリは側面に接続する、といった使い分けもできる。
 従来からのコンパック製ノートPCユーザーに注意してもらいたいのは、Evo Notebook N150シリーズに採用された「メディアベイ」が、「Armada E500/M700」の「マルチベイ」とはまったく異なる規格であるということだ。「Presario 1700」の「フューチャーベイ」とも互換性はなく、従来機種用のベイ内蔵機器を流用することはできない。


メディアベイ
Evo Notebookブランドの投入に伴って新採用された「メディアベイ」。CD-ROMドライブに代えてセカンドバッテリを装着すれば、最大5時間の連続駆動も可能。なお、Windows 98 SEを採用する本機は、ホットスワップには対応していない。
 また、本機ではメディアベイのホットスワップ(OS動作中のデバイス交換)は未対応となっていることも留意しておいたほうがいいだろう。Windows Millennium Editionを搭載する同社のPresario 1700では、専用ユーティリティソフトによってホットスワップに対応していたが、コンパックに確認したところ、Evo Notebook N150シリーズ(Windows 98 SE)用のユーティリティソフトは今のところ提供予定がないとのこと。ただし、Windows 2000プリインストールの上位モデル(P800/14X/64/10/D/C/W2)では、OSの機能によってホットスワップ可能になっているので、この機能が必要な方はこちらを購入するという選択肢もアリだ。

 ビデオチップには、モバイルPC向けの統合型のビデオチップ「Trident CyberBlade i1」を採用。背面のCRT出力に外部モニタを接続すれば、フルカラー表示時で最大1024×768ドット、6万色表示時では最大1600×1200ドットの高解像度表示が可能となっている。注意点としては、メインメモリの一部をビデオメモリとして使用するSMA(Shared Memory Architecture)方式を採用するチップの仕様上、高解像度表示を行うとメインメモリをより多く消費してしまうため、標準の64MBでは不足がちになるということ。より快適に使うには、購入時にメモリを128MB以上に増設したほうがよいだろう。


キーボード
A4ノートクラスとしては標準的な19mmピッチ、3mmストロークのキーボードを採用する。キーボードの上部には、ソフトの起動やインターネット接続などの割り当てが可能なイージーアクセスボタンを装備。また、左右のパームレスト部分にはステレオスピーカを内蔵している。
 キーボードはこのクラスのA4ノートPCとしては標準的なキーピッチ19mm、キーストローク3mmを確保。キートップもタッチタイプに十分なサイズで、快適に入力できる。ただし、本機は貸し出し用の評価機だったためか、Enterキー周辺のキーボードにわずかな“浮き”が見られた。Enterキー部分のタッチが微妙に違ったため気づいたことだが、この“浮き”のせいで、Enterキーを強く押下げするとキーボード右端周辺にたわみが生じ、若干のキータッチ悪化を招いていた。キーボード部分と筐体との組み付けはキータッチ全体を左右してしまう重要なポイントなので、製品版での改善が望まれる。

 14万9800円という標準価格のため、価格的なメリットばかりが強調されがちだが、本機はコンパックならではの充実したサポートも大きな魅力となっている。まず、標準価格に含まれる保証は、1年間有効のパーツ保証、引き取り修理サービス「クーリエ保証」、全世界65カ所以上の国や地域でサポートが受けられる「ワールドワイドワランティ」の3つ。このうちクーリエ保証は有償(1万8000円)にて最大4年までの延長に対応しており、希望すれば同じく有償(2万円/2万6000円)で、3年と4年の有効期間が選択できるオンサイトサービスへのアップグレードも可能だ。海外出張時の不意のトラブルや、同じマシンを長期間使いたいというニーズにも柔軟に対応するこれらのサポートは、「もしも」が心配なユーザーからビジネスでバリバリ利用するユーザーまで、安心して利用できるバックアップ体制といえる。

 オフィスアプリを始めとするプリインストールソフトがないなど、初心者にはやや敷居が高い一面も見られるが、Evo Notebookブランドは企業向けのラインナップであり、アプリケーションは個々に導入するということが前提となっている。それを理解した上で購入するなら、本機は現時点でもっとも手頃な価格で購入できるA4スリムノートのひとつといえるだろう。


Evo Notebook N150 C700/14X/64/10/D/C/W8の主なスペック
CPU Mobile Celeron-700MHz
メモリ 64MB
液晶 14.1インチ
解像度 1024×768ドット/フルカラー
HDD 20GB
CD-ROM 24倍速
通信 モデム、LAN
サイズ 309(W)×248(D)×33(H)mm
重量 約2.7kg
OS Windows 98 SE
オフィスアプリ

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