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コンパック、『Presario』夏モデルを発表――DVD-RWコンボドライブ搭載パソコンなど

2001年05月28日 14時21分更新

文● 編集部 中西祥智

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コンパック(株)は28日、『Presario』シリーズの夏モデルを発表した。今回発表されたのは、デスクトップパソコンが3機種6モデル、ノートパソコンが1機種4モデル、同社の直販サイト“DirectPlus”専用モデルがデスクトップ2機種で、6月上旬より順次出荷する。

今回発表した一連の製品は、すべてマイクロソフトの次期主力OS『Windows XP』への対応を予定しており、一部の製品には『Office XP』がプレインストールされる。また、1モデルを除いたすべての製品にLANポートが標準装備される。

DVD-RWコンボドライブ搭載

『Presario 5000シリーズ』は米国で3月に発売された製品。DVD-R/RW&CD-R/RWコンボドライブを搭載する。

『Presario 5000シリーズ』
『Presario 5000シリーズ』

『Presario 5112JP』は、Athlon-1.3GHz、DVD-R/RW&CD-R/RWコンボドライブ、テレビチューナーなどを搭載し、画像編集ソフトやDVDオーサリングソフトなどをプレインストールするなど、同社によれば「DVDの作成を意識した」構成になっている。

搭載するDVD-R/RW&CD-R/RWコンボドライブの仕様は、

  • DVD-RW・・・・・・書き込み最大1倍速、読み込み最大2倍速
  • DVD-R・・・・・・書き込み最大2倍速、読み込み最大2倍速
  • DVD-ROM・・・・・・読み込み最大4倍速
  • CD-RW・・・・・・書き込み最大4倍速、読み込み最大16倍速
  • CD-R・・・・・・書き込み最大8倍速、読み込み最大16倍速
  • CD-ROM・・・・・・読み込み最大32倍速

となっている。メモリーは128MB(PC100)SDRAM、グラフィックスチップはNVIDIAの『GeForce2 MX』、80GBHDD(Ultra ATA/100)、56kbps(V.90対応)モデムを搭載している。IEEE1394ポートを2端子装備しているが、LANコネクターは実装しない。本体サイズは幅22×奥行き44×高さ42cmで重量は約11.5kg。プレインストールされるソフトは、Windows Me、映像編集ソフト『Ulead VideStudio 5.0 SE』、DVDオーサリングソフト『DVDit!LE2.3 for Compaq Japan』など。価格はオープンプライス(直販サイト“DirectPlus”で23万9800円)となる。

モバイルAthlon搭載ノート

『Presario 1200シリーズ』は、最下位モデルを除く全製品にモバイルAthlonと14.1型TFTカラー液晶ディスプレー、CD-R/RWドライブ、LANコネクターを搭載したA4ノートパソコンだ。

『Presario 1200シリーズ』
『Presario 1200シリーズ』

モバイルAthlonは“PowerNow!”によって、消費電力とCPUパワーのバランスを制御できるプロセッサー。モバイルAthlonを採用した理由として、コンパックでは「性能面でPentiumIIIと同等、価格面で他社との差別化を図れる」ためとしている。

最上位機種の『Presario 1219JP』はモバイルAthlon-1GHz、『Presario 1217JP』と『Presario 1216JP』はモバイルAthlon-850MHz、『Presario 1210JP』はモバイルDuron-800MHzを搭載。主な仕様は、

  • 14.1型TFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット)
  • メモリー 128MB(PC133)SDRAM
  • ハードディスク 『Presario 1219JP』は30GB(Ultra ATA/100)、他の3モデルは20GB
  • CD-R/RWドライブ CD-R書き込み最大8倍速、CD-RW書き換え最大4倍速、CD-ROM/R読み込み最大24倍速、CD-RW読み込み最大4倍速(『Presario 1210JP』は24倍速CD-ROMドライブ)
  • 56kbpsモデム(V.90)
  • PCカードスロット(TypeIIまたはTypeIII)×1
  • Ethernetインターフェース(100BASE-TX/10BASE-T)
  • USBポート×2
  • 消費電力最大51W
  • バッテリー駆動時間 2~3時間/充電時間 2.5~3時間
  • 本体サイズ 幅31×奥行き26×高さ4.5cm
  • 重量 約3.3kg

となっている。全モデルともOSはWindows Meで、『Presario 1217JP』にはOffice XP Personalもプレインストールされる。価格はオープンプライス(“DirectPlus”では『Presario 1219JP』が21万9800円、『Presario 1217JP』が20万9800円、『Presario 1216JP』が18万9800円、『Presario 1210JP』が15万9800円)。

日本向け省スペースパソコンなど

そのほかに、同社は日本独自開発の省スペースパソコン『Presario 3500シリーズ』、PentiumIII-1GHz搭載の『Presario 3221JP』、“DirectPlus”専用モデルなどを発表した。

『Presario 3500シリーズ』
『Presario 3500シリーズ』

『Presario 3500シリーズ』は本体サイズが幅9×奥行き36×高さ31cmで重さ約8kgの省スペースデスクトップパソコン。全4モデルの内、最上位モデルの『Presario 3524JP』はPentiumIII-1GHz、ほかのモデルはCeleron-850MHzを搭載する。上位2モデルはDVD&CD-R/RWコンボドライブを、下位2モデルはCD-R/RWドライブを搭載し、さらに最上位モデルはTVチューナーも搭載する。その他の仕様は56kbps(V.90)モデム、Ethernetインターフェース(100BASE-TX/10BASE-T)、IEEE1394ポート×2、光オーディオ出力端子×1、USBポート×2などとなっている。

OSはWindows Meで、『Presario 3523JP』と『Presario 3522JP』にはOffice XP Personalもプレインストールされる。価格はオープンプライス(“DirectPlus”では『Presario 3524JP』が15万9800円、『Presario 3523JP』が12万9800円、『Presario 3522JP』12万9800円、『Presario 3521JP』が11万9800円)。

また、『Presario 3500シリーズ』の本体のカラーに合わせて、スピーカー内蔵15インチTFTカラー液晶ディスプレー『Presario FP745A』に“ブルーグレー”モデルを追加した。本体サイズは幅38×奥行き18×高さ39cm、重量約5.0kgで価格はオープンプライス(“DirectPlus”では7万円)。

『Presario 3221JP』はPentiumIII-1GHzを搭載したデスクトップパソコン。128MB(PC100)のSDRAM、40GBのHDD、DVD&CD-R/RWコンボドライブ、56kbps(V.90)モデム、Ethernetインターフェース(100BASE-TX/10BASE-T)などを搭載する。IEEE1394ポート×2、USBポート×2、本体サイズ幅10×奥行き37×高さ37cmで重量は約7kg。プレインストールされるOSはWindows Meで価格はオープンプライス(“DirectPlus”では12万9800円)。

“DirectPlus”専用モデルは、Duron-900MHzとCD-RWドライブを搭載したデスクトップパソコン『Presario 5100JP』と、Celeron-800MHz搭載の『Presario 3220JP』の2機種となっている。

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