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「WinFast GeForce3」 |
ゴールデンウィークのまっただ中にGeForce3搭載ビデオカードの第2弾が登場した。第1弾であるProlink製GeForce3搭載ビデオカード(型番:MVGA-NVG20A)とは違い、緑色の基板でデビューしたのはしたのはすでに3月9日から展示の行われていたLeadtek(Leadtek Research)製「WinFast GeForce3」。すでにいくつかのショップが販売を開始している。
当初の予定どおり、GeForce3搭載ビデオカードとしてはじめてWinFast GeForce3はDVI出力端子を標準で搭載。カードの裏面にはDVI出力用の定番コントローラとも言えるSilicon Image製“Sil164CT64”を装備している。もちろん、MVGA-NVG20Aと同じくD-Sub15ピン出力端子とビデオ出力端子も標準で搭載している。
また、同製品の特徴としてVRAMメモリチップ用のヒートシンクが挙げられる。このヒートシンクはかなり肉厚で、“Leadtek”のブランドロゴが彫られているのが目を引く。
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ヒートシンク。Leadtekのロゴが彫られている |
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カードの裏面に搭載されているSilicon Image製DVIコントローラ |
このほかの仕様はMVGA-NVG20Aと同じで、コアクロックは200MHz。3.8nsでクロック230MHz(DDR 460MHz)のDDR SDRAMをVRAMとして採用している。展示品のモックアップではVRAMにMVGA-NVG20Aと同じEliteMT製メモリチップを搭載していたが、これに変化があったかどうかは不明。気になるチップコアだが、これも現段階では判明していない。
パッケージには、ソフトウェアDVDプレーヤとして「WinFast DVD」を同梱。これは「PowerDVD 2000」のOEM版だ。また、日本語化されているTweakユーティリティソフト“WinFox”が付属しており、ここからコアクロックとメモリクロックの変更が可能だ。マニュアルもすべて日本語化されている。
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日本語化されているマニュアル |
実売価格は4万9800円~5万6800円。DVI出力端子分の価格上乗せがショップによりまちまちで、値段の足並みが揃いやすい“初物”としては珍しく価格に大きな差が生まれている。また、初回分は「それほど多くない」(代理店)とのことで、各店とも入荷数は数個。近日中に並行輸入版の入荷を示唆するショップもいくつかあったが、ゴールデンウィーク中に完売となる可能性もある。
3日現在の価格情報
3日現在の価格情報
価格 | ショップ |
\49,800 | TSUKUMO eX. T-ZONE.PC DIY SHOP |
\52,800 | TWOTOP 1号店 |
\54,800 | コムサテライト3号店 |
\56,700 | PCiN秋葉原 |
\56,800 | 高速電脳 |
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