Trus-1に拡張性を持たせたタイプだ。Trus-1では、ドライブの増設はできないが、Plusならば可能になる。スペック的にはTrus-1と同じだが、以下の拡張を行なうことが可能だ。
- PCIカードの装着
- 3.5インチハードディスク用シャドーベイ
- 5.2インチベイ
全景。右上が5インチベイ、その下が3.5インチベイ。マザーボードは組み込み用PCに採用されているものを使っている。このサイズでパワーのあるPCサーバを作ることができたのは、やはりCeleronの登場が大きかったという。さすがにPentium IIのようなSlotタイプでは、1Uを実現させるのは難しいとのことだ |
電源も、信頼性重視で選ばれたもの |
マザーボードの選択がこのマシンの目玉だという。このマザーボードも、探すのに相当苦労したそうだ。CPUにSocket370、SCSIインターフェイスにAdaptec、ネットワークにIntelといった組み合わせのマザーボードはなかなかないとのことだ。特に、ネットワークインターフェイスなどは、廉価だがサーバ用途には適さないインターフェイスを搭載しているマザーボードが大半といった状況なのである。マザーボードそのものは、工業用の組み込みPC用の製品のため、信頼性についてはむしろ高いとのことだ |
マザーボードの、CPUソケット付近に設置されたファン。熱についても、当然万全の対策がとられている |
拡張用のPCIバスも取り付けられている。ネットワークインターフェイスが2つ必要な場合などに使用できるだろう |
前面。シンプルな外見だが、左右のネジを回せば、パネルが開くようになっている |
パネルを開いたところ。好みのドライブを取り付けた場合は、この面にドライブの入り口が露出することになる |
後面インターフェイス部分。ちなみに、SCSIは外付け用コネクタも装備している |