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World PC Expo 99レポート Vol.1

1999年09月07日 00時00分更新

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 9月7日から11日までの5日間、World PC Expo 99(主催: 日経BP)が、千葉県幕張メッセで開催される。特別招待日である7日のLinux関係の各メーカーの展示ブースの模様をお届けする。

LinuxWorld会場風景
World PC Expo会場となった幕張メッセ。

 5回目を迎える今回のWorld PC Expoでは、次世代標準規格・新技術ゾーンの中に「Linuxプラネット」という展示エリアが設けられ、Linuxに関するセミナーやプレゼンテーションも開催されていた。他のエリアに比べても人の集まりは引けをとらず、Linuxに対する関心の高さが伺われた。

Linuxスクール
Linuxスクール風景。10台のマシンが用意され、Linuxのインストールから、実習できる。

Linuxプレゼンテーション
Linuxプレゼンテーション風景。Linux関連の各社のプレゼンテーションが行なわれている。

ぷらっとホーム

 Linuxに早くから取り組んできたぷらっとホームが最大のブースを構えている。先月発表された省スペースラックマウント型のPCサーバ「Trus-1」「Trus-2」を展示していた。そのほか、カスケード接続できるディスプレイ、キーボード、マウスの切り替え器や、近日発売予定(発売日未定)のPC、Sun、Mac用の切り替え器の展示が行なわれていた。また、同ブース内では同社が代理店をしているOracle、Cygnus Solutions、Cyclades他の展示も行なわれていた。

切り替え器
SUN、Mac、PCを1台ずつ繋ぎ、1組のディスプレイ、キーボード、マウスから利用できる切り替え器。
Trus-1 on the luckラックにマウントされた「Trus-1」。21台のPCサーバが1つのラックに収まっている。ケースカバーを外して内部を公開したものも多数おいてあり、同社の意気込みが感じられた。

アメリカンメガトレンド

 BIOSメーカーとして有名なアメリカンメガトレンド(AMI)も、自社製のRAIDカードを利用した、Linuxサーバマシンを展示していた。

AMIのLinuxサーバ
アメリカンメガトレンドのLinuxサーバ。BIOS、マザーボード、RAIDコントローラと自社製品でかためたPCサーバ。Pentium III Xeonを4基搭載する。

インフォマティックジャパン

 インフォマティックジャパンでは、ハードウェア組み込み用のLinux、「IGEL JNT」を展示していた。Linuxが一枚のボードにROMで収まり、シンクライアントとしての用途の他、情報家電等にも応用できるという。CitrixのMetaframeを利用し、クライアントでサーバ上のWindowsアプリケーションを表示、操作させるというデモが行なわれていた。

IGEL JNT
ベースのOSはLinuxだが、Windowsクライアントとして利用できるIGEL JNT組み込みのマシン。

三菱電機

 三菱電機ではUPS(無停電電源システム)「フレックアプス」を展示していた。管理用ソフトウェアはオープンソース化されている「FREQSHIP-mini」と、サポート付きの高機能な「FREQSHIP for Linux」、CobaltQube用のブラウザで管理できる「FREQSHIP for CQ2」が用意される。

「FREQSHIP for Linux」
「FREQSHIP for Linux」の画面、こちらは正式にサポートのある高機能版で、状況に応じたシャットダウン、イベントログ、ブロードキャスト等の付加価値が付けられている。9月末頃に発売予定。

 他にもハードウェアではUPS、RAIDシステム、CD-ROMサーバ。Linuxを利用したシステムから、インターネットサーバの構築保守サービスといった、幅広い内容の展示が行なわれており、Linuxが着々とビジネスの分野にも進出していることが感じられた。

 「Linuxプラネット」のエリア以外でも、数社がLinuxを前面に出したデモを行なっていた。

日本サムスン

 Alpha CPUを扱っている日本サムスンでは、コンパックが開発した「Alpha Server」を展示していた。OSには「TurboLinux Cluster Server」を採用している。ただし、Alpha版のTurboLinuxは日本では発売されておらず、英語版となっている。

Alpha Serverラックマウント可能な「Alpha Server」。主な目的がサーバ用途のため、日本語化されていなくても、引き合いはあるという。

フリーウェイ

 フリーウェイのブースでは同社の販売する、Linuxプリインストールマシン、RAIDシステム等が展示されており、ステージを使ってプレゼンテーションが行なわれていた。

LASER5 Linux 6.0
フリーウェイでは、LASER5 Linux 6.0βのデモを行なっていたが、これからはユーザーの希望に応じたディストリビューションを提供していくことを考えているとのこと。

 7日は特別招待日で講演も行なわれなかったが、それでも会場はかなりの人出があった。8日からはWorld PCフォーラムの講演も開始され、さらなる混雑が予想される。

 日刊アスキーでは生越昌己氏(日本Linux協会会長)、ボブ・ヤング氏(米Red Hat CEO)の講演もレポートする。

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