ケータイにプロジェクターを内蔵して広々画面!?
前述のセパレートケータイは、携帯電話機の画面を大きくするのにも応用できる技術だが、「液晶画面が狭いなら、外に大きく表示すればいいじゃない」という発想の転換から生まれたのが、「プロジェクターケータイ」だ。
その名のとおり、携帯電話機の中に超小型のプロジェクターを内蔵して、画面を外に投影表示できる。広い画面でワンセグ放送や写真・動画を楽しんだり、パソコン代わりにプレゼンテーションに活用したりと、プロジェクター内蔵ならではの用途が提案されている。さらには、携帯電話機とゲームコントローラーをBluetoothで接続して、複数人で携帯ゲームを楽しむといった使い方も示されていた。
プロジェクターだからといって、大きなスクリーンに投影するだけではない。モックアップ展示では、B6~葉書サイズの小型スクリーンに投影して、小型ディスプレーとして使うシーンをイメージした展示が行なわれていた。
ただし、それなりの光量を持ったランプで映像を投影するプロジェクターの原理ゆえに、外部への映像投影はかなりバッテリーを消耗すると思われる。LEDを使ってもランプの低消費電力化には限界があるだろうから、電源側の革新(例えば燃料電池化など)がないと、実用的な製品に搭載するのは難しいのではないだろうか。
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