NTTドコモがひそかにiPhone 3Gキラーと位置付ける「BlackBerry Bold」が29日に発表された。
NTTドコモの新型スマートフォン「BlackBerry Bold」
通信速度は下り最大3.6MbpsのHSDPAに対応するほか、携帯電話の電波を利用して位置補正を行なうネットワークアシスト型GPS機能、iPhone 3Gと同じ480×320ドットの高解像度液晶ディスプレーを搭載するなど、現行機種の「BlackBerry 8707h」(関連記事)を大きく凌ぐハイエンドスマートフォンとなっている。
タッチパネルや加速度センサーは搭載しないが、片手でも操作できるQWERTYキーボードや、GmailをはじめとするPCメールをケータイメールのようにプッシュ配信できる強力なメール機能を備える点では、iPhone 3Gを大きく引き離していると言ってもいい。
コンパクトなボディーに2.7型ハーフVGAのディスプレーを備えるBlackBerry Bold。重さは約136g
BlackBerry BoldとiPhone 3Gのサイズを比較。高さ以外はiPhone 3Gの方がコンパクトなのが分かる。重量もiPhone 3Gの方が3gほど軽いが、実際に持ってみるとBlackBerryの方がふんわり軽く感じる
今回、発表会場にて開発中の機材に触ることができたので、写真によるレポートをお届けする。
快適なキーボード日本語入力
Boldの日本語版キーボード(左)には、英語版キーボードにはない「変換」(スペースキー)と「文字」「句読点」の機能が追加された
キーボードだけでなく、中央のトラックボール(中央の白い円)もバックライトが点灯するので、暗所でも操作しやすい
現行のBlackBerry 8707hと同じく、独自開発の日本語入力機能を搭載。推測変換は学習機能付きなので、使いこむほど少ないキーで文字を入力できる。入力時の反応はとてもスムーズだ
トラックボールの感度は良好。好みに合わせて細かく(上下左右別々の感度に)調整できる