ブレードサーバーの種類
BladeSystem c-Classは、さまざまな種類のブレードサーバーを利用できる。形状で分類すると高さが約180mmの「ハーフハイト」、360mmの「フルハイト」の2種類がある。
■ HP ProLiant BL460c/BL465c
BladeSystem c-Classの主力であるハーフハイトのブレードサーバー。BL460cはインテルXeon、BL465cはAMDのOpteronを搭載する。Xeonはデュアルコアまたはクアッドコアを選択でき、2ソケットで最大で8コア構成となる。
■ HP ProLiant BL480c
インテルXeonを搭載したフルハイトのブレードサーバー。BL460cと比べ、HDDの搭載容量やNICのポート数がそれぞれ2倍になっているのが特徴だ。2ソケットで最大8コアで構成できる。
■ HP ProLiant BL680c/BL685c
CPUソケットを4個備えたフルハイトのブレードサーバー。BL680cはクアッドコアXeon E7300シリーズを、BL685cはデュアルコアのAMD Opteron 8000シリーズを搭載する。16または8コアの構成が可能で、大規模なSMPアーキテクチャが必要になる科学技術計算に適している。
■ HP Integrity BL860c
以上の製品は、すべてx86アーキテクチャのいわゆる「IAサーバー」だが、BL860cはインテルのItanium 2を搭載したフルハイトのブレードサーバーだ。Web用のデータベースサーバーに適した製品で、OSはHP-UX 11iをサポートしている。
■ サーバー以外のブレード製品
BladeSystem c-Classはサーバー以外にもさまざまな「ブレード」が存在している。ストレージブレードには、ブレードサーバーの横に設置してローカルストレージとして利用する「StorageWorks SB40c」と、SANやNASとして利用する「StorageWorks All-in-One SB600c」がある。このほか、バックアップ用のテープブレード「StorageWorks Ultrium 448c」や「PCI拡張ブレード」がある。
(次ページ「タワー型やラック型よりも安い?」に続く)