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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第216回

市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 12月20日~1月9日

データ活用で「全社が十分な成果」は3%未満/SFAはAIエージェント機能が市場成長を牽引/民需も増加の防災システム市場、ほか

2026年01月13日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、過去1週間に調査会社などから発表されたIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてお伝えします。

 今回(2025年12月20日~2026年1月9日)は、国内のSFA(営業支援システム)市場の成長率、官需と民需で成長する防災情報システム・サービス市場、企業のデータ活用で成果が得られない原因、35歳以上のミドル世代転職に対する「所属企業の引きとめ、家族の反対」についてのデータを紹介します。

[SFA][AI] 2024年度の国内SFA市場はおよそ15%の伸び、AIエージェント活用が成長を牽引(アイ・ティ・アール、1月8日)
・国内SFA(営業支援システム)市場、2024年度は前年度比約15%増の617億円
・新規獲得はゆるやかだが、積極的な機能拡張で既存システムの更改/拡張が堅調
・今後はAIエージェント機能の活用が進み、2024~2029年度は平均約12%成長を予測

 2024年度の国内SFA市場は、売上額が前年度から14.9%増の617億円となり、続く2025年度も15.2%の成長を見込む。ベンダー各社とも新規ユーザーの獲得はゆるやかな一方で、AIエージェントなど積極的な機能拡張を図っており、既存ユーザーのリニューアルやシステム拡張が堅調に進展し、市場拡大に寄与している。今後はAIエージェント機能を活用するSFAの導入、さらに複数のAIエージェントが連携するマーケティング/営業活動の増加などが成長を牽引すると予測。2024~2029年度は年平均成長率(CAGR)11.8%で推移すると見ている。

 ⇒ ITRのアナリストは、今後は“AIネイティブな営業”への変革が期待されるとコメントしています。そのため、同一の顧客データを扱うSFA/MA(マーケティング・オートメーション)/カスタマーサービスのシステム統合などを実現し、顧客接点を強化していくことが求められています。

SFA市場規模推移および予測(2023~2029年度予測)(出典:ITR)

[防災][DX] 防災情報システム・サービス市場が拡大、「防災庁」設置でデジタル防災推進加速(シード・プランニング、2025年12月26日)
・防災情報システム・サービス国内市場、2025年度は2153億円に
・2031年度には2459億円規模を予測(中間的シナリオ)
・官公需要は2025年度、過去最多の1691億円の予測

 防災情報システム/センサー設備/情報サービス/防災行政無線/消防無線/消防指令システム/通信回線などを含む、国内の防災情報システム・サービス市場調査より。2023年9月~2025年8月の24か月間、4100件の落札案件をまとめ、3つの成長シナリオ(中間的/高成長/低成長)別に分析している。中間的シナリオでは、2025年度の防災情報システム・サービス国内市場は2153億円で、そのうち官公庁需要は過去最大の1691億円に達したという。この分野でも生成AI、IoTセンサー、ドローン/UAV、衛星リモートセンシング、被災者支援クラウドなど、最新テクノロジーを積極的に活用する動きがあるという。

 ⇒ 従来は官需中心だった防災情報システム・サービス市場ですが、近年は民間企業がBCP(事業継続計画)や従業員の安全確保の一環として、気象情報、安否確認、災害対策用の衛星インターネットなどのサービスを積極的に導入する動きがあるとのこと。

防災情報システム・サービス市場における官公需要と民間需要、年度別の推計と予測(出典:シード・プランニング)

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