前半に引き続き、中編ではウェブブラウズとマップ/GPSを見ていこう。
【目次】
前編 通話、日本語入力、メール/SMS、オマケ:SIMカードを外してみた
中編 ウェブブラウズ、マップ/GPS、オマケ:バッテリーの持続時間
後編 App Store、メディアプレーヤー、カレンダー、カメラ/写真、オマケ:ソフトバンクとの契約が切れたらどうなる?
ウェブブラウズ
PCサイトをきちんと再現
最近の携帯電話は、PC用サイトを閲覧できる「フルブラウザー」搭載をうたう機種が多い。しかし、そのような携帯電話でPC用サイトを見てみると、表示が異常に遅かったり、レイアウトが崩れてしまうなど、使いやすいとは言いがたい。結局、携帯電話専用に作られたコンテンツを中心に見て回るという人も少なくないだろう。
iPhoneなら、普段、パソコンで見るのと同じサイトを、実用的な速度で表示できる。iPhoneの搭載するウェブブラウザーは、Mac OS Xで標準の「Safari」を小型化したもので、JavaScriptやCSSを使った複雑なウェブサイトも正しく表示可能だ。
拡大/縮小が気持ちいい!
iPhoneを初めて見たときは、「こんな手のひらサイズの画面でウェブをまともに読めるの?」と疑問に思ったが、実際に使ってみるとこれが快適!
例えば、ブログやニュースサイトでは、中央に本文、左右にインデックスや広告を配置した3段組みのレイアウトを採用しているサイトが多い。そうしたサイトにiPhoneでアクセスすると、全画面表示時はさすがに文字が小さくて読みづらいが、そんなときは本文部分を指で2回タッチすればOK。
iPhoneがサイトのレイアウトを解析して、タッチした部分のコラムだけを、画面の横幅いっぱいにさっと拡大表示してくれる。つまり、余分な広告を見なくても、必要な部分だけを拡大して読めるのだ!(ビデオレコーダーのCMカット機能に匹敵する、といったら大げさ過ぎ?)
この機能があまりに快適なため、最近ではパソコンのウェブブラウザーでも、読みたい部分だけ思わずダブルクリックしてしまい、「あ、これはiPhoneじゃなかった」と思うほどだ。