前編、中編を読んでいただいた方、お待たせして申し訳ないっ! 後編では、iPhone 3G発売後にオープンした目玉機能のひとつ「App Store」を中心に、iPhoneの魅力に迫っていこう。
【目次】
前編 通話、日本語入力、メール/SMS、オマケ:SIMカードを外してみた
中編 ウェブブラウズ、マップ/GPS、オマケ:バッテリーの持続時間
後編 App Store、メディアプレーヤー、カレンダー、カメラ/写真、オマケ:ソフトバンクとの契約が切れたらどうなる?
App Store
アプリケーションをカンタンに追加!
iPhone 3Gの発売とともに始まった「App Store」は、iPhone用のアプリケーションをオンラインで購入できる新サービスだ。手持ちのiPod touchや初代iPhoneも、OSを「iPhone OS 2.0」にアップデートすれば「App Store」を利用できる。iPod touch用のアップデーターはiTunes Storeから購入可能だ。
App Storeを使えば、ユーザーは、iTunes Storeで曲を買うのと同じ手軽さで、iPhone用のアプリをオンラインで購入できる。開発者にとっては、売り上げの3割をアップルに納める代わりに、iTunes Storeの販売網を利用して、世界のユーザーにアプリを販売できるメリットがある。
今までiTunes Storeで楽曲を購入できる国は北米地区、日本、オーストラリア/ニュージーランド、欧州諸国の全22ヵ国だったが、App Storeのオープンに伴ってアジア、南米、アフリカにまで広がり、全63カ国になった。中には中国のように、iPhoneがまだ発売されていないにもかかわらず、iTunes Storeだけオープンした国もある。
今年3月にiPhone SDK(アプリ開発に必要な仕組み)が公開されて以来、わずか4ヵ月しか経っていないにもかかわらず、App Storeには600を超えるソフトが並んだ。12日時点で日本のApp Storeの内訳を見ると、iPhone用アプリは現在609個。うち132個は無料で提供されている。米国のApp Storeはソフトの数が日本よりやや多く、iPhone用アプリは全656個、無料で提供されているものは150個だった。
パソコンのiTunesでiTunes Storeにアクセスし、ホーム画面の一番下にあるポップアップメニューで国を切り替えると、各国のiTunes Storeの様子を見られる。国別に、人気アプリのランキングを見ると、意外なアプリがトップに来ていて興味深い。
