
iPhone 3Gをゲットした!!
明日11日、いよいよ日本でiPhoneが発売される。6月9日に米国で開催されたアップル開発者会議でiPhone 3Gが発表されて以来、連日のようにiPhone関連のニュースがメディアをにぎわせた。買おうかどうか迷っている人も多いだろう。
一体、iPhoneのどこがすごいのか。他の携帯電話と何が違うのか。発売前に、iPhone 3Gの実機を手に入れることができたので、実際に使ってみた使用感をレポートしよう。
【目次】
前編 通話、日本語入力、メール/SMS、オマケ:SIMカードを外してみた
中編 ウェブブラウズ、マップ/GPS、オマケ:バッテリーの持続時間
後編 App Store、メディアプレーヤー、カレンダー、カメラ/写真、オマケ:ソフトバンクとの契約が切れたらどうなる?
通話
iPhoneの通話スタイルは3通り
まずは最も基本となる、電話としての使い勝手を見てみよう。iPhoneの通話スタイルは、耳に当てる、付属のマイク付きヘッドホンを使う、iPhone内蔵スピーカーを使う──の3通り。普通の携帯電話とデザインが明らかに異なるが、実際に耳に当ててみるとそれほど違和感はない。通話時に声を拾うマイクは、iPhone下部および付属のヘッドホンのケーブル途中にあり、口元にぴったり寄せなくても問題なく会話できた。
通話中の音質は、ほかの携帯電話と比べて飛び抜けていいわけではないが、特に聞き取りにくいこともない。米国で初代iPhoneを使ったときは、モコモコとこもった音質で聞き取りにくかったが、iPhone 3Gではそのような劣化は感じなかった。ただし、ケータイの音質の差に敏感な人に言わせると、「ややデジタルっぽい角張った音質」という感想も。
かけてきた相手の写真を表示
電話がかかってくると、着信を知らせる音とバイブレーションとともに、連絡先に登録された相手の名前と写真が、iPhoneの画面いっぱいに表示される。iPhoneの画面は一般的な携帯電話より大きいので、これはかなりインパクトがある!
着信音は相手によって変えることもできる。画面下の「応答」をタッチすると通話が始まり、出られない場合は「拒否」をタッチすればいい。会議中や電車の中では、iPhoneの左側面にあるサウンドオン/オフボタンをスライドすれば、バイブレーションモードに切り替えることができる。
スリープ時に着信したときは、画面下に表示されるスライダーを指で動かすと通話が始まる。この操作は片手で操作しにくいため、ボタン式の携帯電話と比べるとちょっと面倒だ。
指で電話番号を入力
実際に電話をかけるには、ホームにある受話器の電話ボタンをタッチし、「キーパッド」をタッチ。すると画面全体にキーパッドが表示される。番号をタッチして電話番号を入力後、「発信」をタッチすると電話がかかる。「連絡先」に電話番号を登録した相手の場合は、番号をタッチして発信できる。
iPhoneを使っていて便利なのが、通話中でもほかの機能を使えること。ウェブを見たり、マップを検索したり、メールを送受信するなどの操作を行なっても、通話にはまったく支障がなかった。
