ソフトバンク表参道のiPhone発売イベントは、ものすごいマスコミの数で身動き1つ取れなかった |
正直、我々(筆者こと橋本と西川)は状況を甘く見ていた。
「iPhone」を発売当日に入手する価値――プライスレス。そんな軽い思いつきでiPhoneの列に並んでみることになり、発売日前日(10日)の夜に西川と2人で「ソフトバンク表参道」に赴いたのだ。その車中では
「iPhoneかぁ。そんなに並びますかねぇ」
「表参道は在庫が多そうなんで、始発で行けば買えそうですけどねぇ」
「我々は並ぶ意味あるのかねぇ」
などという会話で盛り上がっていた。その時点で時間は夜の11時過ぎ。その昔、プレイステーション3(関連記事1)やWii(関連記事2)を買うために有楽町のビックカメラに並んだ際は、夜の9時には現場に入っていた。そのことを考えれば、かなり遅めのゆる~いスタートだ。
ちなみに、西川は別のソフトバンクショップ2店舗でiPhoneの予約を行なっているが、「それでも発売当日に入手するのは難しい」と連絡されていたと語る(関連記事3)。一方、筆者は最初からiPhoneを購入するつもりはなく、面白そうなので付き添っただけだ。
ソフトバンク表参道では、閉店直後からiPhoneイベントのための改装工事が突貫で開始された |
筆者馴染みの有楽町(ビックカメラ)ではなく、あえて表参道を選んだのには理由がある。まず、高級そうなイメージ。表参道の歩道は石畳だ。有楽町のアスファルトとは質感が違う。夏を目前にしたこの時期にひんやりとした石畳に座るのは、なんとなくセレブな気分になれるのではないか、と思ったのだ。
次に、状況が面白そうだから。まず並び始めが8日で、しかもその夜中にジャンケン大会で先頭が入れ替わる、という前代未聞のことが起きた(関連記事4)。ひょっとすると、そんな面白いことが起きるかもしれない。
そんな甘っちょろい期待は、直後に打ち砕かれることになる。