オマケ:バッテリーの持続時間
丸一日はもつけど、やや頼りないか
iPhoneを実際に1日使ってみて、バッテリーの減り具合を調べてみた。計測条件は、無線LANやBluetoothなどをオンにした状態で、自動ロック機能を「5分」、メール設定は4つのアカウントを15分間隔でチェックという設定だ。通話だけでなく、ウェブやメール、動画鑑賞、GPSにマップ──と活用したところ、起きてから寝るまでの間は一度も充電せずに使えた。しかし、翌朝起きてみると、バッテリー切れで、充電しないと使えない状態になった。
普通は寝る前に充電するので、実用には問題ないレベルと言える。また、iPhone 3Gの充電は、パソコンがあれば専用USBケーブル1本。ACアダプターも小型なので、職場に持っていって充電することも可能だろう。ただし、キャンプ場など、電源がないシチュエーションは困るが……。
最もバッテリーを消費するのは通話だが、バッテリー駆動時間を延ばすために通話をひかえるのでは本末転倒。就寝中はPCメールのチェックをオフにする、新着メールの自動チェックの間隔をもっと長くする、自動ロックの時間を短めにする、などの工夫をすれば、バッテリー駆動時間はもう少しのびるだろう。
なお、iPhoneユーザーなら無料で使える「i.softbank.jp」のメールアドレスは、新着メールが届くとサーバーからお知らせが来る。このメールの自動チェックもオフにできるので、バッテリー駆動時間の延長に貢献しそうだ。
時刻 | 行動 | バッテリー残量 |
---|---|---|
8:00 | iPhoneのアラームで起床。メールを読んで返信。天気予報をチェック | 100% |
9:00 | 出かける準備をしながら動画Podcastを1時間楽しむ。バッテリーの残量はほとんど変化なし | ほぼ100% |
10:00 | 移動の車中でGoogleニュースとRSSリーダーをチェック。メールを読んで返信 | 95% |
11:00 | 何度か短い通話。カレンダーで予定をチェック | 90% |
12:00 | 友人と電話しながらマップでレストラン検索。GPSも使用 | 80% |
13:00 | 何度か通話。カレンダーで予定をチェック | 70% |
15:00 | ウェブで検索。メールの送受信。バッテリー残量が半分ほどになった | 50% |
19:00 | 待ち合わせの友人とSMSをやり取り。カメラで撮影。GPSも使用 | 35% |
21:00 | 帰宅の車中で音楽観賞30分。メールの確認と返信。バッテリーはまだ持ちそう | 30% |
22:00 | 友人と30分通話。そろそろバッテリー残量が気になってきた | 25% |
0:00 | iTunes Storeで曲をダウンロード。音楽鑑賞15分。「バッテリー残量が少なくなっています」と警告が出る。充電したいのをぐっとこらえる | 20% |
深夜2:00 | YouTubeを15分観賞。寝ている間にiPhoneを充電したいと思いつつ、テストのためあえてそのまま就寝。寝ている間も15分ごとに自動メールチェック | 10% |
翌朝9:00 | バッテリー残量が少ないため、充電しないと使えない状態に | 0% |
※バッテリー残量は数値で表示されないため、目分量です
バッテリーを長持ちさせる小ワザ
・新着メールの自動チェック頻度を長めまたは手動に
・自動ロック機能は短めの時間に設定
・Mobile Meなどのプッシュメールを使う
*その3はこちら