5)電源コネクタの作成
電源コネクタは、HDDと同じ金属端子が凸状になっているオスを使う。100mm程度の電線に、金属端子をラジオペンチなどでかしめて固定しよう。その後ハンダを流し込めば、がっちり固定される。
みるきぃ・CATで使う電源は12Vだけなので、コネクタの端子面から見て、一番右側にプラス端子、その隣がマイナスになるように、コネクタハウジング(コネクタの樹脂ケース)にはめ込めば完成だ。
6)ソレノイドへつなげるコネクタの配線
フットスイッチユニットは足元に、ソレノイドは手元のキーボードにあるため、この間を電線でつなぐ必要がある。ここでは、面倒だがコネクタを使って、それぞれのユニットを分離できるようにした。
コネクタは、HDDのジャンパピンやPC内部のLEDやスイッチを取り付けるヤツと同じ、激安なものでかまわない。端子の数は最低4ピン。[Ctrl][Shift][Space]キーを押すためのプラス端子3つと、3つのキーをまとめたマイナス端子1つだ。
これを基板の端っこをちょっと切り取ってハンダ付けして、さらに各スイッチからの配線を行う。ピン幅が2.54mmなのでプラスとマイナスが接触しないように注意してハンダ付けして欲しい。
プラス端子をマイナス端子が接近しているのが気になるようなら、6ピンの端子を使って1~3ピンがプラス、5ピンはカット、6ピンはマイナスに割り当ててもいい。
7)電線の作成
先のピンコネクタに合う4ピンのメスコネクタは写真の通り。このコネクタに電線を直接ハンダ付けして、ハンダ付け部分を熱収縮チュープ(千石電商で入手可能。1mのチュープで100円程度)やビニールテープで絶縁する。
電線の長さは、フットスイッチから手元にあるキーボードまで。必要な電線は4本なので、写真のような電源用の2芯のフィーダー線2本と使うといいだろう。ここで使っているソレノイドの場合、12V 200mA(新電元社製:SK0640Cオープンフレーム 1個あたりの実測値)が流れるのでPCの電源ケーブルまでは太くなくても、ACアダプタの電線程度は太い電線(12~20芯より線程度)にしたい。
電線の両端にメスコネクタをハンダ付けして、写真のような電線を作ろう。
8)フットスイッチモジュールの完成
完成したフットスイッチユニットは、写真のような感じになる。スイッチを配線している電線や、アクチュエータユニットまでの電線は、結束バンドなどを使って固定しよう。
フットスイッチ裏面には、電源コネクタとスイッチからのコネクタを固定する。またコネクタを逆刺ししないように、コネクタに目印などを記入しておくといいだろう。
(次ページへ続く)
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