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よろしくパソドック 第6回

【よろしくパソドック Vol.6】

ルミナス・カンデラ・LED! 美しくフィギュアを照らせ!

2007年10月15日 23時59分更新

文● 藤山 哲人

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ベルトフックつきバッテリパックを作る

 次はバッテリパックと電源スイッチを作る。
 白色LEDは3.4~3.6Vで光るので、本当はバッテリも電池3本の4.5Vで駆動できるのだが、単1×3本の電池ボックスってあまりメジャーじゃないのか見かけないので、今回は4本仕様とした。まぁ4.5VのACアダプタもあんまり見かけないので……。
 バッテリパックは単1電池4本ということもあり、ちょっとデカく重くなってしまうのだが、そこはベルトフックを取り付けて、ちょっとカッコよく(?)してみた。

1.コネクターの配線
 照明ユニットのメスのコネクタと極性が合うように配線する。

メスのときと同様に電線にハンダメッキをしてからハンダ付けするといい。短い端子がセンターでプラス、長い端子がマイナスになるようにする(写真左)。ハンダ付けを終えたらセンターの端子をビニールテープなどで絶縁し、長い端子の電線押さえをかしめる(写真右)

 端子の長い方がマイナス、短い方がプラスとなるように配線しよう。まずプラスの電線をハンダ付けしたら、ビニールテープや熱収縮チュープで絶縁。次にマイナスをハンダ付けしてから、電線の押さえ金具をペンチなどでかしめておこう。あんまりグイグイかしめると、電線の被服を破ってショートしてしまうから、ほどほどに。最後にキャップをしてコネクタの完成だ。

2.電池ボックスのプラスをハンダ付け
 電池ボックスにプラスとマイナスの電線をハンダ付けすれば完成なのだが、撮影中に電源をON/OFFしたいのでスイッチも付けたい。スイッチはプラス/マイナス側のどちらにつけてもかまわないが、ここではマイナス側にしている。そこでまずはプラスの電線を電池ボックスのプラス側にハンダ付けする。

電池ボックスへの配線

まぁさすがに電池ボックスのプラスとマイナスはわかるだろう……

3.スイッチの取り付け
 スイッチは何でもかまわないが、今回は取り付けスペースも必要なく、ただならぬレトロ感がカッコイイ“ペンダントスイッチ”である(笑)。20歳代のヒトなんで見たことないかもな……。

ペンダントスイッチ

ペンダントスイッチなら片手で操作できるし、プラ~ンとぶら下げておくだけなので取り付けスペースも不要

 本当は当時もっとも一般的だったクリーム色のヤツが欲しかったのだが、入手できずにグレーのもの。近所の寂れたDIYショップなどで手に入るはずだ。アキバだと、ガード下ラジオセンターの中央通に面している電線屋(山長通商)で手に入る。
 ペンダントスイッチの中はこんな感じだ。100Vようなのでネジで電線をとめるタイプ。ただ使っているのは100V用の太い電線じゃないので、ハンダメッキをして電線の強度を上げておこう。

基本的に100V用なのでネジで電線と固定するタイプ(写真左)。電線をハンダメッキして、ネジの頭からみて右まわりに絡める。反対向きに絡めるとネジを締めると電線が接触面からはみ出してしまう

 ペンダントスイッチは、プラ~ンとつるしておくモノなので、必ず電線を結んでコブを作り、キャップの穴にひっかかるようにすること。

電線を結んでコブを作る

キャップの穴より大きなコブを作っておくこと

4.スイッチと電池ボックスの配線
 電池ボックスのマイナスとDCジャックのマイナスの間にスイッチをハンダ付けして回路は完成。バッテリパックの全体像はこんな具合だ。

スイッチのハンダ付け(写真左)。バッテリパックの全体像

(次ページへ続く)

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