よろしくパソドック 第6回

【よろしくパソドック　Vol.6】

ルミナス・カンデラ・LED！　美しくフィギュアを照らせ！

電源とコネクタ

　完成した基板に電池ボックスを直結してもかまわないが、持ち運びの際に分離できたほうが何かと便利。さらに電源を確保できる場合は、電池ではなくACアダプタを使ったほうが経済的だ。そこでACアダプタと同じDCジャックを取り付け、バッテリ部分と照明部分を分離できるようにしよう。

もし6VのACアダプタ（16灯の場合は出力500mA以上）が手元にあれば、そのDCジャックに合ったジャックを選ぶといいだろう。電線はバッテリを腰につけると想定して、1.5m程度用意したい

１．DCジャック（メス）を照明ユニットに取り付ける
　電線の被膜を5mmほどむいて、これをハンダメッキする。

電線類のハンダ付けは、ハンダメッキをすると付けやすい。皮膜をむいたら線をよじって、ハンダを染み渡らせる

２．DCジャックにハンダ付け
　ジャックの端子も、あらかじめハンダを持っておこう。もしハンダのノリが悪い場合は、ヤスリなどで端子を少し削ってみるといい。

通常は、センターの端子にプラス、いちばん外側の端子にマイナスを接続する

　ジャックの端子が2つの場合は、ジャック中央部の端子にプラス、外側にマイナスを接続するといい。最近のACアダプタは、ほとんどがセンタープラスになっているので、それに準じるといいだろう。こうしておけば、家にいる時は6VのACアダプタで利用できる。
　ジャックの端子が3つの場合は、センターから1つ、外側から2つの端子が出ているはずだ。とりあず、センターにプラスを接続し、いちばん外側の端子にマイナスを接続するといい。もし最終チェックでLEDが点灯しない場合は、もう1つの外側の端子に接続しなおしてみよう。
　テスターを持っている場合は、オスのジャックを挿してみて中央と外側の端子を確認するといい。秋月電子や千石電商なら、外に放り出してある格安テスターで1000円程度だ（ただし電流を測れないもの多し！）。これを機に1つ買っておいてもソンはないかも？

３．基板に配線
　基板側の配線は、内側の円にマイナス、外側の円にプラスを接続すればいい。

内側の円（＝LEDの足）がマイナス。外側の円（＝抵抗の足）がプラスになるように配線する

　これでLED照明ユニットの回路は完成だ。
　ACアダプタで駆動する場合は、電圧6Vのものを利用すること。また30mA×LED数以上の電流を出力できるACアダプタにしないと、電流不足でACアダプタがチンチンに加熱して危険なので注意すること。

(次ページへ続く)