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よろしくパソドック 第4回

【よろしくパソドック Vol.4】

魔法の呪文はヤスリ・ドリル・Pカッター! ハンドニブラでるるるる~!

2007年08月19日 23時00分更新

文● 藤山 哲人

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 ほとんどの読者がお気づきであろうが、毎日アキバ(裏)ページのフィギュアで「おっぱい」だの「お尻」だの「ぱんちゅ!」だのとやってる筆者だ。がっ! この電子工作の原稿、フィギュアの合間に書いているので、頭の切り替えが大変なのだ! よって、ノリが思いっきりフィギュア記事の部分と、冷めたマニュアル的な部分がある点、気づかないフリをしてスルーしていただきたい!
 さて今回は、ケース加工にチャレンジしてみよう! 前回製作した“液晶表示ユニット”を例に、アルミ製の金属ケース加工と、PCの5インチベイに内蔵できるアクリルケース加工である。

光モノ好きの読者にはタマラナイ、5インチベイ内蔵タイプ

アルミ製ケース

電源内蔵の独立駆動の外付けタイプ

 ただアルミとアクリルでは、使う工具がかなり変わってくるので、それぞれ別に紹介していくことにしよう。まずは、アルミ加工から。

肝心かなめのアルミケース選び

 さすがにDIYショップに行って、アルミ板から箱を作るのは大変だ。やってやれないことはないが、敷居は刑務所の塀より高いのでお勧めしない(笑)。そこで既存のケースを使うことになるが、アキバじゃぁアニメやらエロゲーのお店の陰に隠れて、初心者にはなかなか見けられないという現状だ。そこで筆者がお勧めしたいのは、千石電商の地下1階だ。
 地下はコンデンサや抵抗、線材などをあつかっているが、金属ケースのバリエーションも豊富だ。もっともケースメーカーは“タカチ”“リード”ぐらいしかないのだが……。他にもケース専門ショップがあるが、電話の交換機やスーパーコンピュータを作ろう!って以外に世話になることはない。

・ケース選びのポイント

 さて千石電商のケース売り場には、大小さまざま、そしてデザインもいろいろなケースがある。しかしケース選びで最大のポイントは大きさ! これしかない! キットや出来上がった回路を持ち込んで、どのぐらいのケースなら入るかを、あれこれ悩んでみるといい。そして「このサイズだ!」というものが見つかったら、必ずワンサイズ大きいものを最終的には買うこと。コレ重要。スイッチやら配線で結構ケースの中はごちゃごちゃするもの。あまりピッタリのサイズだと、スイッチ類がつっかえて「アレ? 入いんネーじゃん!」というオチが待っているのだ。
 ワンサイズ大きいケースで、デザインにパリエーションがあれば、見た目にカッコイイのを選んでもいい。逆は不可。筆者の経験から言えば、デザインメインでケースを選ぶと、デカ過ぎて置き場に困ったり、配線を無理やり押し込まなければならないほど小さいケースだったりする。

アルミケースいろいろ

デザインはカッコイイがあまり大きさにバリエーションのないリード(青いフタ)と、デザインはアレだが大きさのバリエーションが多いタカチ

・プラスチックケースは加工が難しい!

 一見加工しやすそうなプラスチックケースという選択肢もあるが、アルミに比べて肉厚なのでかえって加工しにくい場合もある。スイッチ1個と基板を入れるだけというように、ケース加工を必要としない場合はプラスチックケースもアリ。しかし今回のように四角い穴を開けたりという場合は、アルミがお勧めだ。

プラスチックケース

左はプラスチックにアルミ板というケース。微妙に安っぽいので筆者はあり使わない。右は透明のプラスチック製ケース。こっちは、ドリルの穴あけですぐにパリッ!と割れてしまうのが難点

 また透明プラスチックは、ドリルでの穴あけが難しい。自分ではかなり慎重にやってるつもりでも、いくつか穴を開けてると、どっかの穴にヒビが入ってしまう……。安いぶん加工しにくいと思った方がいいだろう。







(次ページへ続く)

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