今、巷を賑わしているeスポーツ。ゲームを遊んでいる人であれば、名前くらいは耳にしたことがあだろう。トップクラスの大会では賞金が数億円であったり、プレイ人口がテニスを超えていたりと、世界中で一大ムーブメントを巻き起こしている。
しかし、名前先行でイマイチよく分かっていない人もいるはずだ。そこで、いまさら聞けないeスポーツについておさらいしていこう。
eスポーツはプレイしなくても
観戦するだけでも楽しめる
eスポーツは、テレビゲームを使って対戦する競技や大会のことだ。いわゆるゲーム大会で、eスポーツと名を変えても本質的には変わっていない。ただ、プロゲーマーなどのトップ選手は、他のスポーツと同様に高い技術を持ち、試合自体が観戦に耐えられるレベルとなっている。本来ゲームは自分でプレイするものだが、観戦する文化が急速に普及したことで、eスポーツが確立したと言える。
eスポーツという競技はなく、他のジャンルに照らし合わせるのであれば、スポーツや音楽、芸術などと同じくらいのクラスターになる。つまり、スポーツの中に球技があり、サッカーという競技があり、Jリーグと言う団体があるわけだ。
多くの人がJリーグもしくはお気に入りのチームの試合を観たいのであって、スポーツを観たいと考えていないように、eスポーツも各タイトルの試合を観たいのであって、eスポーツ自体を観たいわけではない。
eスポーツは、対戦格闘ゲームやFPS、MOBA、カード、パズル、スポーツなどさまざまなジャンルがある。野球ファンがサッカーファンであるかはイコールでないように、それぞれのタイトルやジャンルが好きだからといって他のジャンルまで好きであるとは限らない。
とりわけ、日本では対戦格闘ゲームが流行っており、海外ではFPSやMOBAが流行っている。対戦格闘ゲームはゲーム機でプレイすることが多いが、FPSやMOBAは、PCでプレイすることが多くなっている。
これは海外でのゲーム機とPCの普及率も影響しており、ゲーム機天国の日本ではゲーム機がメインとなっている。ただ、eスポーツはグローバルで大会を行なっているので、世界で活躍するにはPCベースの方がその場面が多いとも言える。
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