PCゲームを遊ぶときに重要となってくるのがプレイヤーの目となると言っても過言ではないディスプレーだ。しかし、このディスプレーもさまざまな用途に向けて多くのタイプのものがあり、それにともない価格もピンキリといったところ。
ことゲーム用途としてどうかというと、ここ数年で日本国内でもPCゲームの需要は非常に高まっており、ゲーマー向けの液晶ディスプレーをさまざまなメーカーがリリースしている状況だ。
そこで問題となるのが価格だ。PCゲーマー向けの製品、特にディスプレーともなると一般的なディスプレーよりもハイスペックな製品が多いため相応に価格帯も上がってしまう。
現在市場に出回っているゲーマー向けのディスプレーでハイスペックとなると、4K(3840×2160ドット)解像度や高画質化技術のハイ・ダイナミック・レンジ(HDR)、さらに液晶の遅延がほとんどなかったりと至れり尽くせりだ。
しかし、このクラスのディスプレーとなると“良いものだから当然高い”ということもあり、財布によほどの余裕がなければ手を出し辛いものとなる。また、4K解像度を真に活かすためにはPC側もハイスペックなCPUやビデオカードでの構成が必要となるため、さらに財布へのダメージが増してしまう。
そこで、対応解像度をフルHD(1920×1080ドット)かつHDR非対応といった感じにグレードを1段階下げれば応答速度が1ミリ秒と速く、リフレッシュレートが144Hzに対応し、ゲーム用途として十分とも言える製品がなんと2万円という手頃な価格で手に入る。そのディスプレーとはViewSonicの「VX2458-MHD-7」だ。
本機のディスプレーサイズは23.6型のワイドモニター。前述したとおり対応解像度は最大1920×1080のフルHDまでだが、3Dゲームを遊ぶ上で重要な要素となる垂直同期周波数は144Hzに対応している。
この垂直同期周波数は、簡単に言えばディスプレーが1秒間に表示させるコマ数という認識でいい。つまり、この数値が大きければ大きいほど描画される回数が増え、滑らかな映像を体験できるようになるのだ。
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