「ライブ配信メディア完全解剖 〜過去と今、そして未来へ〜」 第84回
本当にiPhone Xの二番煎じなのか? ZenFone 5「ZeniMoji」に期待できる理由
2018年03月15日 19時00分更新
2月26日から3月1日までスペイン・バルセロナで開催した「Mobile World Congress 2018 (MWC18)」では、さまざまなメーカーから新しいスマートフォンが発表されました。
そのなかのひとつ、ASUSは2月27日(現地時間)にスマートフォン「ZenFone」の新モデル「ZenFone 5」「ZenFone 5Z」「ZenFone 5 Lite」の3モデルを発売することを明らかにしました。これら3モデルの詳細スペックについては、こちらの記事をご覧頂くとして、この発表会で私が個人的に最も気になったのはこれら3モデルのスペックよりも「ZeniMoji」です。
この「ZeniMoji」がいま日本で話題となっているバーチャルライバーに「誰もが手軽になれてしまう時代がすぐそこまできた」ことを改めて感じられずにはいられなかったのです。
「ZeniMoji」と「Animoji」は似て非なるものかもしれない
今回発表されたASUSのスマートフォン「ZenFone」の新モデル「ZenFone 5」「ZenFone 5Z」「ZenFone 5 Lite」は世間の反応を見てみると冷ややかな面もあるようです。
その理由は「ZenFone 5」「ZenFone 5Z」はiPhone Xとデザインがとても似ていること。そして、AppleのスマートフォンiPhone Xで利用可能な「Animoji」と似た、顔の動きを検知してアバターが動く「ZeniMoji」もiPhone Xの機能に似せたものとされているから。どちらも二番煎じ的な印象を受けた方が多かったように感じます。
ただ「ZeniMoji」は「Animoji」と違う大きな点がひとつあります。
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