学生時代までは結果が良くても悪くても、それまでの過程……つまり「頑張り」を褒められていたもの。ですが、大人になると頑張りを褒められるのは格段に少なくなると思うのは私だけでしょうか?
自分では「頑張った!」と思っても会社の期待値に沿っていないとまず評価は厳しいものになり、その頑張り自体も道理にかなったものでなければ空振りに終わることになります。ましてや、結果が出ていないとなると……。
あ、ちょっとサラリーマン時代の評価過程を思い出して涙が。
が、一番厄介なのは身を置く会社から見た「頑張り」と、メーカーさんから見た「頑張り」の基準が異なることがある、ということです。自社の基準で、物事のメリットデメリット……要は損得を考えていると、メーカーさんのそれとズレが生じてしまい、結果としてメーカーさんのご機嫌を損ねてしまう、という……。
今回はそんな損得のズレが招いてしまった悲劇をお送りしたいと思います。いや、今思い出しても、個人的には「頑張るところはそこじゃない」感満載なんですけどね……。
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