「毎年、企業の商品やサービスの新しい発表があるごとに、いまのライブ配信メディアの利用動向も伺い知ることができる」こと、そして、商品やサービスをプロモーションしたい企業が選ぶライブ配信のプラットフォームは、ソーシャルメディア(もしくは動画共有サービス)の延長線上にあるライブ機能である「YouTube Live」「Facebook Live」「Periscope」「LINE LIVE」の4つに固定化されつつある傾向があることを、第58回記事で紹介しました。
ただし、この傾向は、ゲーム関連の商品(サービス)を扱う企業がライブ配信を用いて商品やサービスをプロモーションする場合、第58回記事で紹介した結論とは少し状況が異なってきます。今回は、先に開催された東京ゲームショウ2017(TGS2017)を基に、ゲーム関連の商品(サービス)を扱う企業のライブ配信メディアの利用動向を追っていきます。
TGS2017から見るライブ配信メディアの利用動向
東京ゲームショウ2017開催中の最終日、出展している企業のステージやスタジオから放送されているライブ配信の状況を調査してみました。私自身が調べることができたのは15ブース。そのうち、各ブースで利用されていたライブ配信メディアは下記の通りとなりました。
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