ASCII倶楽部

このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

アスキースマホ総研・白書 第13回

メッセージや地図などの標準から、RAW撮影、シャッター消音まで

iPhone 7に絶対に入れたいiOS 10の新機能が使える7つのアプリ (1/2)

2016年11月10日 18時00分更新

文● アスキースマホ総研

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 モバイル業界のさまざまな発表会やイベントを取材し、四六時中スマホのことを研究し続けるチームがアスキーにいた! そう、彼らの名前は「アスキースマホ総研」。

 今回は、ついに発売したiPhone 7で使いたいiOSアプリを総研で厳選。iPhone 7に搭載されたiOS 10ならではのアプリから、鉄板アプリの新機能まで、細かくご紹介する。

まずは大幅に進化した標準アプリから使いこなそう

 iOS 10では、アップル純正の標準アプリも大幅にパワーアップしている。そのなかでもとくに注目なのは、メッセージアプリの「iMessage」機能と「マップ」アプリだ。

 それぞれのジャンルにおいて、日本で人気のあるアプリと言えば、メッセージなら「LINE」、マップなら「Googleマップ」だが、iOS 10(マップの場合はiOS 10.1)で、そのふたつにもひけをとらない品質となった。いままで使っていなかったiPhoneユーザーも、この機会にぜひ触ってみて欲しい。

 なお、iOS 10からは純正アプリであっても利用しない場合、ホーム画面からアイコンを取り除けるようになっており、「マップ」アプリはその対象となっているが、「メッセージ」アプリに関してはその限りではない。

感情豊かなメッセージを送れる進化した
アップル謹製「iMessage」

 iPhoneのメッセージアプリはSMS/MMSといったスマホの標準的なメッセージ機能と、アップルの提供するメッセージサービス「iMessage」がひとつになっている。iMessageかSMS/MMSのどちらでメッセージを送っているかは、メッセージのバルーン(吹き出し)の色で判別できる。SMS/MMSなら緑、iMessageなら青となる。

 iMessageであっても主な用途は、「テキストや写真を送り、相手とコミュニケーションする」ことなのは変わりないが、これまでのiMessage、プレーンなSMS/MMSとはその表現方法が大きく異なる。LINEのようなスタンプ(iMessageの場合は「ステッカー」と呼ぶ)や、手書き文字の送信、吹き出しの表示表現など、感情や自分自身の個性を存分に発揮できるようになっている。なお、ステッカーはApp Storeから追加できる。

吹き出しにエフェクトをかけるには、文字入力後に送信ボタンを長押しする

選択肢が表示されたら、それぞれにフリックするとエフェクトのプレビューを確認できる

このように一時的に迫ってくるような表現(ラウド)も用意されている

吹き出しへのエフェクトをつける画面の上のタブにある「スクリーン」をタップすると、画面全体へのエフェクトを選択できるようになる

左右のフリックでエフェクトは切り替えられ、こちらは「花火」のエフェクト

こちらは「風船」のエフェクト。どちらも基本的には吹き出しの裏側で動作する

Apple Watchユーザーであれば、馴染みぶかい「Digital Touch」機能も新しく搭載。自分の書いた絵が、筆跡と効果を組み合わせた簡易ムービーのような形式で送信できる

iPhoneの場合、横画面にすれば手書き文字が送信できる。前述のDigital Touchとの違いは、Digital Touchがムービーのように送られるのに対し、こちらは静止画。なお。「おもでとう」や「ありがとう」といった言葉はプリセットとして用意されている

iMessage上からApp Storeにアクセスすれば、ステッカーのみを表示できる。また、通常のApp Storeで閲覧する場合は、アイコンが俵型になっているか、アプリ詳細画面で「iMessage Appも提供」と書いてあるか確認しよう

 これらの機能はやや大げさかもしれないが、手軽な感情表現機能ももちろん実装されている。ほかにはない特徴しては、相手のメッセージに対して小さなアイコンを付与することができる点。いわゆるSNSの「いいね!」と同感覚で、相手の発言に対して正確に反応できる。

反応を返したい相手の吹き出しを長押しすると「ハート」「いいね」「よくないね」「笑い」「驚き」「疑問」の6種類のアイコンが表示される

「いいね」を選んだところ。すると選んだアイコンが、吹き出しに重なる形で表示される

日本でも経路検索やApple Pay連携ができるようになった純正「マップ」

 アップルの純正マップと言えば、掲載情報に不具合があったり、そもそも情報が少なかったり、公共交通機関の経路検索ができなかったり、グーグルやヤフーなどのサードパーティー製の地図アプリと比べると、ネガティブな印象があった。

 しかし、コンテンツについては日々、情報が追加され、そしてiOS 10.1ではついに経路検索機能も実装された。サードパーティー製と比べて、純正アプリを使う利点は、やはりiOS標準機能として使えるところが大きい。メッセージやメールなどで住所が送られてくれば、即座に開け、Siriに「○○駅から○○駅まで」などを聞くとマップアプリが起動する。

 また、Suica登録済みのiPhone 7/7 Plusでは、Suica残高が検索した経路の交通費より少ない場合、通知してくれる機能など、Android/フィーチャーフォンに提供されている「モバイルSuica」にもない便利な機能を搭載している。

交通機関表示にも対応。JR線、私鉄、各地下鉄が色分けされて地図上に表示されるようになっている

車(左)と交通機関(右)それぞれの経路検索結果では、経路候補に使われている地図情報が異なるなど、細かな配慮もされている

細かいと言えば、地下鉄であれば各路線の記号やJRの「駅ナンバリング」などが表示されている

車でのナビゲーション時、周辺情報を調べられるようになった。たとえば、朝食アイコンをタップすると、付近の営業中のカフェなどを表示する

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII倶楽部の新着記事

会員専用動画の紹介も!