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こだわり部隊の本音「ジサトラ 完全版」 第15回

GT4ドクロがGT3のリンゴを食い散らかす

MacBook AirとSkull Canyonを比べた結果

2016年10月17日 12時00分更新

文● ジサトライッペイ/今週の研究員

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MacBook Airを蹴散らすSkull Canyon

 どもどもジサトライッペイです。前回、インテルの最新ベアボーン、Skull Canyonこと『NUC6i7KYK』を購入した話をしましたが、触れば触るほど可愛い奴なので、今回はその優秀さをみなさまに喧伝すべく、身近な人気ノートPC『MacBook Air』(以下、MBA)と比べてみました。

比較したのはMacBook Air 13インチ(Mid 2013)。CPUはCore i5-4250Uで、内蔵GPUはIntel HD Graphics 5000です。EU数が40基のGT3なので、3D性能は標準よりも高め。もちろんBoot Campを使って、Windows 10でブートしてます

ジサトラ完全版:今週の研究員

ジサトライッペイ
 気付けば今年も残り三ヵ月を切りました。今年こそは彼女を作るぞと意気込んだものの、春も夏も特になんのイベントもなく、フラグらしいものは発見できませんでした。このまま“なんかパソコン詳しいおじさん”として一生を終えるのかと、寂しくなる夜は3DMarkをBGVにウイスキーをあおっております。

 CPU内蔵GPUのランクでいうと、Haswell世代とはいえMBAもGT3を搭載しているので、標準的なノートPCよりは3D性能が高めなんですが、3DMarkだとSkull Canyonに最大で4倍ほどの差が開きました。内訳としてはMBAのTime Spyは200、Fire Strikeは669、Sky Diverは3284、そしてCloud Gateが4609。そこをSkull CanyonはTime Spyが807で約4倍、Fire Strikeは1951と約2.9倍、Sky Diverは8580と約2.6倍、そしてCloud Gateが12420と約2.7倍でした。

Haswell世代のGT3とSkylake世代のGT4eの戦いになりましたが、その差は圧倒的です。世代でも2世代違いますが、eDRAM付きのGT4eのポテンシャルを十分体感できる差ですね

 そして、その圧倒的な差はCPUコアでも同様の傾向を見せます。MBAのマルチ/シングルスレッドの成績は228/96cbのところ、Skull Canyonは709/148cbと圧倒しています。ここはさすが4コア/8スレッドで高クロックなHプロセッサーといったところですね。ちなみ、この値はSurface Pro 4(Core i7-6650U)と比べてみても大きな差があります。Core i7-6650Uは342/140cb程度なので。

Core i5-4250Uは2コア/4スレッドで1.3GHz(最大2.6GHz)。一方で、Core i7-6770HQは4コア/8スレッドで2.6GHz(最大3.5GHz)、L3キャッシュも6MBと倍なので妥当ですな

自宅のでスクトップPCとも比べてみる

 さて、そんじょそこらのノートPC程度なら片手でぽいーな性能であることがわかったSkull Canyonですが、デスクトップPCと比べるとどうでしょう? 自宅のPCと比べてみました。

自宅PCの主な構成

CPU:インテル「Core i5-6400」(4コア/4スレッド)
マザーボード:ASRock「Z170 Extreme4」(Intel Z170)
メモリー:Team「TED48GM2400C16DC01」(4GB×2、DDR4-2400)
ストレージ:Apacer「AP480GAS330-JP」(480GB SSD、SATA3)
グラフィックボード:MSI「GTX 960 4GD5T OC」(GeForce GTX960)
電源ユニット:オウルテック「AURUM 92+ 650 PT-650M」(650W)
PCケース:ENERMAX「Fulmo.Q ECA3360B-GT(U3)」(ATX)

 大紅蓮丸と比べるとさすがに見劣りしますが、今年1月に組んだ、CPUにSkylake世代を採用したわりとトレンドの構成です。合計価格はだいたい11万円ぐらいですかね。では、まず3DMarkから。

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