MacBook Airを蹴散らすSkull Canyon
どもどもジサトライッペイです。前回、インテルの最新ベアボーン、Skull Canyonこと『NUC6i7KYK』を購入した話をしましたが、触れば触るほど可愛い奴なので、今回はその優秀さをみなさまに喧伝すべく、身近な人気ノートPC『MacBook Air』(以下、MBA)と比べてみました。
ジサトラ完全版:今週の研究員
ジサトライッペイ
気付けば今年も残り三ヵ月を切りました。今年こそは彼女を作るぞと意気込んだものの、春も夏も特になんのイベントもなく、フラグらしいものは発見できませんでした。このまま“なんかパソコン詳しいおじさん”として一生を終えるのかと、寂しくなる夜は3DMarkをBGVにウイスキーをあおっております。
CPU内蔵GPUのランクでいうと、Haswell世代とはいえMBAもGT3を搭載しているので、標準的なノートPCよりは3D性能が高めなんですが、3DMarkだとSkull Canyonに最大で4倍ほどの差が開きました。内訳としてはMBAのTime Spyは200、Fire Strikeは669、Sky Diverは3284、そしてCloud Gateが4609。そこをSkull CanyonはTime Spyが807で約4倍、Fire Strikeは1951と約2.9倍、Sky Diverは8580と約2.6倍、そしてCloud Gateが12420と約2.7倍でした。
そして、その圧倒的な差はCPUコアでも同様の傾向を見せます。MBAのマルチ/シングルスレッドの成績は228/96cbのところ、Skull Canyonは709/148cbと圧倒しています。ここはさすが4コア/8スレッドで高クロックなHプロセッサーといったところですね。ちなみ、この値はSurface Pro 4(Core i7-6650U)と比べてみても大きな差があります。Core i7-6650Uは342/140cb程度なので。
自宅のでスクトップPCとも比べてみる
さて、そんじょそこらのノートPC程度なら片手でぽいーな性能であることがわかったSkull Canyonですが、デスクトップPCと比べるとどうでしょう? 自宅のPCと比べてみました。
自宅PCの主な構成
CPU:インテル「Core i5-6400」(4コア/4スレッド)
マザーボード:ASRock「Z170 Extreme4」(Intel Z170)
メモリー:Team「TED48GM2400C16DC01」(4GB×2、DDR4-2400)
ストレージ:Apacer「AP480GAS330-JP」(480GB SSD、SATA3)
グラフィックボード:MSI「GTX 960 4GD5T OC」(GeForce GTX960)
電源ユニット:オウルテック「AURUM 92+ 650 PT-650M」(650W)
PCケース:ENERMAX「Fulmo.Q ECA3360B-GT(U3)」(ATX)
大紅蓮丸と比べるとさすがに見劣りしますが、今年1月に組んだ、CPUにSkylake世代を採用したわりとトレンドの構成です。合計価格はだいたい11万円ぐらいですかね。では、まず3DMarkから。
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