モバイル業界のさまざまな発表会やイベントを取材し、四六時中スマホのことを研究し続けるチームがアスキーにいた! そう、彼らの名前は「アスキースマホ総研」。今回は、話題の格安スマホを自分ではなく、親に持たせるとしたらどうするべきかを解説。
ライター中山氏のレポートでは、プランの選び方や端末の買い方を分析。スマホ総研メンバーの座談会では、本当に親に買うとしたらどのSIMを選び、どんなことが気になるかを赤裸々に語った。
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スマホを使ってLINEやFacebookメッセンジャーなどがコミュニケーションツールの手段としてメインとなってきた昨今、意外と困るのがフィーチャーフォン、いわゆる「ガラケー」ユーザーとの連絡手段だ。
メールにしても、フィーチャーフォンの場合、キャリアメールでPC用のメールを拒否しているケースも多く、フィーチャーフォンユーザーのために、スマホでキャリアメールを維持、管理しなければならいケースもある。
とくに年代が高い世代ではフィーチャーフォンユーザーがいまだ多く、自分の両親にスマホを導入して貰いたいという人も多いはず。
フィーチャーフォンでもウェブブラウザーからLINEは利用できるが、メッセージの通知機能がないなど機能が制限されていて使いにくく、スマホで利用するほうが何かと便利だ。
そこでこの記事では、両親世代にスマホを導入して貰うためのプランをチェックしていく。
スマホ初心者なら「格安SIMで2台持ち」を検討しよう
両親世代がスマホを導入するうえでいちばんネックとなるのが、操作方法が変わることへの不安だ。電話をかけるだけでも、ボタン式のダイヤルを押すだけのフィーチャーフォンに対して、アプリを起動してダイヤルするスマホでは操作方法が大きく違い慣れるまで時間がかかる。
そこで、電話機能はそのままフィーチャーフォンを維持して使用し、別途スマホを導入する2台持ちがオススメ。老若男女問わず、いままでやってきたことをやめて新しく切り替えるのは、心理的にもハードルが高いが、別途新しいことにチャレンジするほうが心理的な障壁が低い。
フィーチャーフォンをスマホに置き換えるのではなく、新しいアイテムとしてスマホを導入することで、これならいままで使っていた電話やメールといった機能は、フィーチャーフォンでそのまま使えるし、LINEなどのメッセンジャーを新たに憶えればオーケーというわけだ。
新たにスマホを導入してもらう場合、ドコモやau、ソフトバンクといった大手通信キャリアを利用するか、格安SIMとSIMフリースマホを導入するかがポイントなる。
大手キャリアは日本各地にキャリアショップがあるなど、サポート体制はしっかりしており、さらに通話を多くするユーザーに最適な通話定額もあるが、そのぶん料金は割高。また契約期間の縛りもある。ドコモの2台目プラスなど、2台持ち用に提供されているおトクなプランもあるが、わかりにくい。
その点、格安SIMとSIMフリースマホのほうが契約期間の縛りはほとんどない。通話プランで契約する場合は、最低契約期間を設けているMVNOもあるが、今回のようなケースの場合、通話はフィーチャーフォンでするので通話プランを契約する必要はない。
格安SIMの場合、料金は大手通信キャリアより安いが、通信の実効速度はふるわないこともあるが、LINEなどのメッセンジャーを使う程度ならほとんど支障はない。
動画系サービスを利用するなどヘビーユーザーなら別だが、スマホを初めて使うユーザーなら格安SIMのスピードでも問題はない。契約と解約のしやすさ、さらにコストパフォーマンスという点で、格安SIMとSIMフリースマホがオススメだ。
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