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複雑な傷口も「注入して埋める」傷薬ゲル、高度管理医療機器として上市へ

 iCUREX株式会社は10月22日、複雑な形をした傷口に直接注入して保護する創傷被覆材「キトスラCX」の本格的な販売を開始したと発表した。2026年5月に国の高度管理医療機器(クラスIII)としての製造販売承認を取得し、7月の保険適用を経て、9月に製品上市を果たしている。

 狭小かつ複雑な形状をした傷口(創傷)の治療においては、従来の被覆材では傷の奥まで隙間なく覆うことが難しく、患部に適切なうるおい(湿潤状態)を保つことが医療現場における課題となっていた。

 「キトスラCX」にはハイドロゲル微粒子がシリンジ(注射器型の容器)に充填されており、傷口の形状に合わせて直接注入することが可能だ。患部を隙間なく直接被覆して適切な湿潤環境を維持し、創傷治癒を促進するという。

 同社は「キトスラCX」の市場浸透を加速させるため、第三者割当増資および融資により総額1億4000万円の資金調達も実施した。調達した資金は、病院への安定供給に向けた量産体制の構築や製造設備の増強、次世代製品の研究開発に充てられる。医療現場での活用事例を重ねながら、将来的な海外展開も目指していくという。

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