蓄電所とデータセンターの系統接続をより早く、シンプルに 「Grid Connector」シリーズを発表
パワーエックス
~パワーコンディショナや変圧器などを一体化~
株式会社パワーエックス(本社:岡山県玉野市、取締役 代表執行役社長CEO:伊藤 正裕、証券コード:485A)は、蓄電所やデータセンターを電力系統につなぐために必要な機器を一体化した新製品「Grid Connector」シリーズを発表しました。パワーコンディショナ(PCS)・変圧器・高圧配電盤などを工場で一つのユニット(架台)にまとめて出荷するため、現地の工事は据付と接続作業が中心となり、設備の早期稼働に貢献します。さらに、自社開発PCSの採用とシステム全体の最適化により、導入コストを大幅に低減するとともに、制御・通信の一体設計によるサイバーセキュリティの強化も図ります。

当社はこれらの機器を内製化することで、施工性と自社蓄電システムとの互換性をさらに高めました。第1弾として、蓄電所向けの「Grid Connector for BESS」を展開します。また、本シリーズの応用として、AIデータセンター向けの「Grid Connector for DC」もあわせて発表します。
■蓄電所向け「Grid Connector for BESS」
シリコンカーバイド(SiC)ベースのパワーモジュールを採用した高効率な一体型系統接続ソリューションです。20フィートコンテナサイズのユニット1台分の2.5MVAと、2台分の5MVAの2モデルを展開します。パワーエックスが展開する「Mega Power」シリーズの大型蓄電システムと、ハードウェア・ソフトウェア両面で高い互換性を備えています。当社の蓄電システム「Mega Power 2500」で蓄電所を構築する場合は、最大8台の蓄電コンテナを1台の「Grid Connector」で接続することが可能です。これにより、設置面積やレイアウトの柔軟性が増すだけでなく、現地でのシステムインテグレーションを最小限に抑え、設置工事をよりシンプルにすることができます。
また、本製品には、新たに自社開発したPCSを搭載します。従来採用していた外部調達PCSと比べ、価格を抑えるとともに、変圧器や高圧配電盤を含むシステム全体を最適化することで、蓄電所の初期導入コスト低減に貢献します。なお、本PCSは、一体型の「Grid Connector」としてのご提供だけでなく、単体での提供にも対応します。
Grid Connector for BESSは年末より試作・検証を開始し、2027年第3四半期から順次量産を開始し、市場への投入を予定しています。

■AIデータセンター向け「Grid Connector for DC」
蓄電所向けで培った系統接続技術を、AIデータセンターへ応用した製品です。電力消費と発熱量が増大する、AI向けデータセンターの構築および系統接続をシンプルかつ迅速にします。メガワット級のGPUデータセンターの立ち上げに必要な設備を、機能別に以下のユニットに統合します。・電力ユニット:SiCパワーモジュールを採用したPCSや変圧器などを内包する受変電設備
・蓄電ユニット:10ftコンテナサイズの蓄電システム「Mega Power 2500」を内蔵
・冷却ユニット:データセンターに不可欠な冷却水を供給するチラーやクーラーを搭載
統合ユニットによる高い施工性で「ゼロデイ接続*」を実現するだけでなく、電源および冷却の冗長性を備えるなど、最新のAIデータセンターに求められる信頼性を備えています。また、電力・蓄電・冷却設備を統合し、各ユニットの制御・通信仕様やアクセス管理を一元化することで、複数の設備を個別に接続・管理する構成と比べ、サイバーセキュリティ上のリスク低減を図ります。さらに、大容量蓄電池を標準搭載するため、構成によってはUPS(無停電電源装置)等の付帯設備を簡素化でき、BCPにも対応します。
データセンター向けの本製品については、2027年初頭に試作機を設置し、運用と検証を進めたのちに、量産準備を開始し、受注を開始する予定です。
「Grid Connector」シリーズの詳細は、発表動画および特設サイトをご確認下さい。
発表動画:https://www.youtube.com/live/UEW-B06y8Gc
特設サイト:https://power-x.jp/grid-connector
*「ゼロデイ接続」は、主要設備を工場であらかじめ一体化し、現地での施工範囲を簡素化することで設備の早期稼働を目指す、当社独自の製品コンセプトです。所定の事前工事や手続きが完了していることを前提としており、実際の工程・工期は、設備構成や設置条件によって異なります。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります






















