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株式会社BULL、EnduroSat社の人工衛星に宇宙デブリ化防止(PMD)装置「HORN」を搭載し、軌道上実証へ

PR TIMES

株式会社BULL
2027年打ち上げ予定 - 燃料不要の軌道離脱ソリューションで認証サプライヤー目指す




宇宙デブリ対策事業を手がける株式会社BULL(本社:栃木県宇都宮市、Founder & CEO:宇藤 恭士、以下「BULL」)は、世界で100機以上の人工衛星の運用実績を持つグローバル宇宙インフラビルダーであるEnduroSat社(EnduroSat、本社:ブルガリア ソフィア、Founder & CEO Raycho Raychev、以下EnduroSat社)と、同社が製造する16Uサイズ衛星(※1)において、BULLが開発する宇宙デブリ化防止(以下、PMD:Post-Mission Disposal)装置「HORN」の軌道上実証(※2)を行う契約を締結したことをお知らせいたします。

BULLの宇宙デブリ化防止(PMD)装置「HORN」は、2027年にEnduroSat社の人工衛星に搭載して軌道上へ打ち上げられ、実際の宇宙環境下において、設計通りに展開および軌道降下が行われることを実証します。なお、本衛星は、SpaceX社の「Transporter-22」ライドシェア・ミッション(※3)にて2027年に打ち上げられます。

本実証は、多くの衛星運用者にとって、ミッション終了後のクリーンな軌道離脱を実用的な選択肢とするための大きな一歩となります。本実証を通じて、実際の運用環境下での「HORN」の性能検証を行うとともに、軌道離脱ソリューション(PMD機能)を必要とするEnduroSat社のミッションにおいて、BULLが認証サプライヤーとなることを目指します。

※1:16Uサイズ:超小型人工衛星(CubeSat)の大きさを表す規格で、10cm×10cm×10cmの立方体(1U)を16個組み合わせたサイズの機体を指す。
※2:軌道上実証開発した装置を実際の宇宙空間(軌道上)へ打ち上げ、実際の宇宙環境下で作動・機能検証を行うこと。
※3:Transporter-22(トランスポーター22):米SpaceX社が提供している、小型衛星向けの定期相乗り(ライドシェア)打ち上げミッションの名称。同社の主力ロケット「ファルコン9(Falcon 9)」を用いて運行される。


写真:EnduroSat社 Founder & CEO ライチョ・ライチェフ(Raycho Raychev)(左)、株式会社BULL 代表取締役 Founder & CEO 宇藤 恭士(右)

■ 軌道上におけるミッション終了後の宇宙デブリ化防止への、実用的な解決策の必要性
現在、軌道上へ投入される物体の数は除去される数を上回っており、その多くは長期間にわたって軌道上に留まり続けています。そのため、衛星運用事業者、打ち上げサービス提供者、および宇宙機関の間では、ミッション終了後の宇宙機等を軌道から離脱させるための、信頼性が高く軽量な手法へのニーズが高まっています。「HORN」はこのニーズに応えるもので、展開式の膜を用いて大気抵抗を利用し、ミッション終了後の衛星が軌道に留まる期間を短縮します。推進剤等を一切必要としない受動的なシステムであるため、能動的な推進システムに伴う重量増、コスト、故障リスクといった課題を抱えることなく、速やかな軌道離脱機能を実現することが可能です。
■ 宇宙空間で実証される「HORN」の性能
本契約に基づき、「HORN」はEnduroSat社の16U衛星に搭載され、2027年に軌道上実証が行われます。これにより、地上の試験環境だけでは再現できない実際の熱環境や真空環境、および運用環境下での性能検証が可能となります。100機以上の衛星運用実績を持つEnduroSat社の衛星で実証を行うことは、軌道離脱手法を決定する上で、衛星運用者や規制当局が求める信頼性を確保することにつながります。BULLにおいては、この取り組みにより「HORN」の適用範囲がアリアンスペース社(Ariane 6)やAvio社(Vega C)とのロケット関連の取り組みから、将来的な宇宙デブリの主な発生源である人工衛星へと拡大することになります。
■ 運用者にとっての確実な選択肢へ
今回の実証の成功により、HORNはEnduroSat社のサプライチェーンにおいて軌道上実績のある選択肢となります。BULLがEnduroSat社の信頼できるサプライヤーリストに加わることで、衛星運用者は、検証済みの受動型軌道離脱(PMD手段を選択できるようになります。両社は本ミッションの終了後も連携を継続し、EnduroSat社のプラットフォームやインテグレーションに関するフィードバックを活かして、より高い適合性を備えた次世代型「HORN」の開発・改良を進めていきます。その結果、各国の規制に準拠したミッション終了後の軌道離脱を、より迅速かつ低リスクで実現する道が開かれます。
■ 代表コメント


株式会社BULL 代表取締役 Founder & CEO 宇藤 恭士将来発生する宇宙デブリの大部分は、軌道離脱のための確実な手段を持たないまま軌道に投入された衛星に由来します。「HORN」は、こうした課題に対する私たちの解決策です。「HORN」は、推進剤を必要としない受動型の膜面展開構造により、ミッション終了後の宇宙機を軌道から降下させることができます。EnduroSat社の衛星を用いて実際の運用環境下で実証を行うことは、極めて重要なマイルストーンとなります。これにより、宇宙デブリの発生源となる軌道領域において、「HORN」が設計通りに展開し、軌道離脱を実現できることが証明されるからです。この実証は、ミッション終了時の適切な軌道離脱処理を、単なる「理想」から、運用者が選択可能な「実用的な選択肢」へと変えるものなのです。






EnduroSat社 Founder & CEO ライチョ・ライチェフ(Raycho Raychev)持続可能な軌道運用に向けたBULLのイノベーションを支援できることを誇りに思います。HORNを飛行させることで、BULLのチームは将来の顧客に対し、受動的かつ軽量な軌道離脱能力を実証できるようになります。



株式会社BULLについて
BULLは「地球内外の惑星間の行き来を『当たり前』に」をビジョンに掲げ、「天体への(再)突入技術を活かし宇宙利用サービスを安価・簡潔に提供」することを目指すスタートアップ企業です。栃木県宇都宮市を拠点とした産学官連携による事業を推進しています。宇宙デブリの発生を防止する装置開発、軌道利活用のための微小重力実験衛星・装置の開発を進め、新たな時代の宇宙開発におけるSDGsに貢献します。



写真:3周年の記念撮影(BULL平出拠点にて)

社名    :株式会社BULL(ブル)
本社    :栃木県宇都宮市平出工業団地43−103
代表者   :代表取締役 / CEO 宇藤恭士
設立    :2022年11月
事業内容  :宇宙デブリ対策事業、軌道利活用関連事業
ウェブサイト:https://bull-space.com/

※2026年6月1日付で本社住所が変更となりました。新しい本社住所は「栃木県宇都宮市平出工業団地43−103」になります。

EnduroSatについて
EnduroSatは、高性能衛星の設計・製造・運用を行う宇宙インフラ企業であり、世界中の民間企業や公的機関が宇宙を広く利用できるように取り組んでいます。EnduroSatは、ミッション設計やペイロードの統合から、打ち上げ、軌道上運用に至るまで、衛星ミッションの全工程を、固定コスト型の「コンステレーション・アズ・ア・サービス(CaaS ※Constellation-as-a-Service)」を通じて提供しています。現在、世界中で400社以上の顧客にサービスを提供し、7つの拠点で350名以上の宇宙関連の専門家を擁しています。
ウェブサイト:www.endurosat.com

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