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“待つ支援”から“会いに行く支援”へ。キッチンカー“TOMBO”で、若者の「見えない孤立」に会いに行く神奈川県とアマヤドリ、県内学校等での訪問型支援を始動

PR TIMES

公益社団法人アマヤドリ
<報道関係者各位/プレスリリース>
2026年7月6日
公益社団法人アマヤドリ




キッチンカー“TOMBO”ロゴ アートワーク:花井祐介



18歳で福祉制度の外へ。SOSを出せない15~29歳の若者たちと出会うため、若者支援団体が無料のクレープを手に大学等を訪ねます。ロゴアートはアーティスト・花井祐介氏が無償で提供。市民とつくる、若者支援のセーフティネット。クラウドファンディングを7月7日に開始します。

公益社団法人アマヤドリ(所在地:神奈川県、代表理事:菊池操、以下「アマヤドリ」)は、神奈川県から「虐待・貧困により孤立し様々な困難に直面する学生等へのアウトリーチ支援」事業を受託し、相談員がキッチンカー“TOMBO(とんぼ)”で若者の集まる大学等に直接出向く訪問型支援を始動します。今年度は県内3つの学校で実施を予定しています。事業の立ち上げ費用を市民の皆さまとともに賄うため、本日2026年7月7日(火)よりクラウドファンディング(READYFOR/目標金額500万円)を開始しました。

■ 「助けて」と言えない――“見えない孤立”という社会課題
日本では、15~34歳の若い世代の死因の第1位が「自殺」です。これはG7(先進7か国)で日本のみであり、若い世代の自殺死亡率も他国に比べて高い水準にあります(出典:厚生労働省『令和7年版自殺対策白書』2025年10月公表)。
虐待や貧困、制度の狭間で精神的な限界を迎えている若者の中には、助けを求めても、怒られたり、おおごとにされてかえって事態が悪化したりした経験を持つ若者も少なくありません。支援の現場にある「助ける/助けられるの境界線」に傷つき、頼ること自体を「みじめ」と感じてためらい、誰にもSOSを出せなくなった若者が数多くいます。本人たちは我慢し、隠し、必死で生き延びています。その存在は社会からは見えにくい。私たちはこれを「見えない孤立」と呼んでいます。
「あなたのせいと言われるかもしれない」「おおごとにされるかもしれない」。こうしたためらいは、社会の側に残る「支援を受ける=弱者」というまなざし(スティグマ=社会的烙印)が生むものであり、本人の気持ちの問題でも、本人の力の問題でもありません。とりわけ18歳を境に児童福祉法の対象外となるなど、制度の枠組みからこぼれ落ちた若者は、社会の入り口で孤立・困窮しても、頼れる大人も制度も近くにない状態に置かれがちです。

■ 「待つ」だけでは届かない――延べ1万件の伴走から見えた限界
アマヤドリは2020年の活動開始以来5年半、延べ1万件以上の相談対応をはじめ、住居支援や行政・病院への同行支援を通して、身近に頼れる大人のいない15歳~29歳の若者に伴走してきました。その中で痛感したのが、従来の「相談に来るのを待つ」支援では、本当に孤立している若者には手が届かないという限界です。支援を必要とする若者たちが自ら窓口の門を叩くことは、非常に稀でハードルが高い行動なのです。

■ だから、こちらから会いに行く――キッチンカー“TOMBO”
そこでアマヤドリは、神奈川県の委託事業として、相談員がキッチンカー“TOMBO(とんぼ)”で若者の集まる大学等へ直接出向く「会いに行く支援」に挑みます。無料でおいしいクレープを手渡しながら、相談先を記したステッカーをそっと届け、若者がいざという時に支援へつながれる確実な接点をつくります。「助けに来ました」でも「相談してください」でもなく、「クレープ、食べていきませんか」と。身構えずに立ち寄れる入り口から、つながりの第一歩を生み出します。


「ちょっと寄っていこうよ」と言える日常の風景を、若者の街につくる



■ なぜ、クレープなのか――「選べないを、選び直す」
数ある食べものの中からクレープを選んだのには理由があります。生地・フルーツ・クリーム・ソース・具材。クレープは組み合わせで無限に変わり、「選ぶ」ことをめいっぱい体験できる食べものだからです。生き延びるために自分の希望を後回しにしてきた若者の中には、「選ぶ」力が心の中で眠ったままの人が少なくありません。今日のクレープを選ぶ。話を聴いてもらうか、今日は食べるだけにするかを選ぶ。その小さな「選ぶ」の積み重ねが、いつか仕事や住む場所、生き方という大きな選択につながっていく。「選べないを、選び直す」。それがアマヤドリの哲学です。


生地・フルーツ・ソース。組み合わせは無限。クレープは「選ぶ」体験そのもの



■ 世界的アーティスト・花井祐介がアートワークを提供
世界的に活躍するアーティスト・花井祐介氏が、本プロジェクトの趣旨に賛同し、キッチンカー“TOMBO”のロゴアートワークを、無償のチャリティアートとして提供しました。とんぼ(TOMBO)が、葉から落ちる雨のしずくにそっと寄り添うデザインには、アマヤドリ(=雨宿り)が大切にしてきた「雨の日に、安心して雨宿りできる場所をつくる」という願いが重ねられています。


アトリエで制作する花井祐介氏



花井氏のアートワークは、クラウドファンディングのリターン(オリジナルグッズ)にも展開されます。世界で愛される作家の作品を手にすることが、そのまま孤立する若者を支える一歩になります。


花井祐介アートワークによるオリジナルTシャツ(リターン例)



■ なぜ、市民の皆さまと一緒につくるのか
このセーフティネットは、行政だけでも、私たちだけでも完成しません。キッチンカーの導入という事業の出発点を、市民や地元企業の皆さまと共に担うことそのものが、「孤立する若者を地域みんなで支える」という意思表示になると考えています。だからこそ私たちは、立ち上げ費用をクラウドファンディングという開かれた形で募ることにしました。2年目以降は一般販売へと活動を広げ、将来的には若者自身が働ける場としても“TOMBO”を活用していくことを目指します。

■ 代表理事・菊池操 コメント
「助けて」と言えないのは、本人が弱いからでも、力が育っていないからでもありません。これまで安心して頼れた経験が、頼った後に「頼ってよかった」と思える経験がたまたま少なかったからです。だからこそ、待っているのではなく、私たちのほうから会いに行けばいい。「クレープ、食べていきませんか」から始まる関係の先で、すべての若者が、自分の生き方や未来を選んでいけますように。いつか、じゃなくて、いまから。このキッチンカーを、ぜひ皆さんと一緒に走らせてください。

■ クラウドファンディング概要
・タイトル:「見えない孤立」を生きる若者に、無料のキッチンカーで会いに行きたい
・URL:https://readyfor.jp/projects/amayadori_kc
・目標金額:500万円
・募集期間:2026年7月7日(火)9時~9月11日(金)23時
・資金使途:キッチンカー購入費/運営費/機材費/食材費/人件費/印刷費 ほか
・形式:寄付金控除型と通常型の併用/All-in
※All-in形式は、目標金額の達成の有無にかかわらず、集まった支援金を受け取れる形式です。
・リターン:3,000円~1,000,000円まで計14コース(「寄付金控除型・純粋応援コース」「花井祐介アートワークオリジナルグッズ」など)
・プロジェクト実施完了日:2027年3月31日

■ 公益社団法人アマヤドリとは
2020年に設立した、家族や身近な大人を頼ることができない15歳~29歳の若者を支援する公益社団法人です。「出会う(アウトリーチ)」「相談(相談・同行支援)」「暮らす(サポート付き住まい)」「居る(若年女性専用の居場所・アマヤドリスタジオ)」「働く(就労支援)」の5つの柱で、社会の入り口で孤立・困窮する若者の命のライフラインを支えてきました。本事業“TOMBO”は、「命が守られた、その先」へ踏み出す新たな挑戦です。

■ 報道用素材について
本リリースに掲載した写真(ロゴ、クレープ、イメージ写真、花井祐介氏ポートレート、オリジナルグッズ等)は、報道用に高解像度データをご提供できます。下記お問い合わせ先までご連絡ください。
※写真クレジット:公益社団法人アマヤドリ(掲載時にご記載ください)

■ 出典
厚生労働省『令和7年版自殺対策白書』(2025年10月公表) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/jisatsuhakusyo2025.html

■ 本件に関するお問い合わせ
公益社団法人アマヤドリ(広報担当:宮本)
電話番号:070-6669-2020 / E-mail:news@amayadori2020.com
プロジェクトURL:https://readyfor.jp/projects/amayadori_kc

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