「AIスライド」に活路を見たGenspark
そんななか、起業当初は検索が中心であったGensparkは「AIスライド」というサービスで活路を見いだしてきた。
マイクロソフト「PowerPoint」でプレゼン資料を作るのは本当に骨の折れる作業で、時間がかかる。多くのオフィスワーカーにとって、プレゼン資料作りは悩みのタネだろう。
GensparkはAIによって、PowerPoint作りを一気に簡単にしてしまった。
実は筆者も講演会に登壇する機会があるのだが、プレゼン資料作りが本当に苦手で嫌いだった。
そんななか、試しに様々なAIサービスに「構成案」を投げてプレゼン資料を作らせたところ、Gensparkの出来が抜群に良かったのだ。当然、ハルシネーションも多かったが、構成案では足りないところ補ってくれ、かなり良い感じのデザインになっていたのだ。
修正もAIと対話していけばいいし、PowerPointのファイルをダウンロードして自分で直してもいい。
いずれにしても、飛躍的にプレゼン資料作りの時間が短くなり、それでいて、満足度の高い資料が出来上がったのだ。
Gensparkは2023年創業で、日本市場への参入は2025年だ。今年1月に日本法人が成立したばかりだ。
ただ、Gensparkには6000社を超える法人ユーザーがおり、その多くはアメリカ、日本、韓国なのだという。
なぜ、日本と韓国の売上が高いのか。CEOのエリック・ジン氏によれば「日本と韓国はPowerPointやWordなど、社内ではドキュメントを共有して仕事を進める働き方が多く、Gensparkと相性が良かった」からだという。
まさにGensparkは「検索や相談相手」でも「コーディング」でもない需要を狙って、上手くいったAI企業と言えるだろう。
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