インテリジェンス・コミュニケーション企業のJapan Nexus Intelligence、インド太平洋地域の安全保障を推進するフィリピンのWPSと偽情報や影響工作に対抗する戦略的協力関係で覚書を締結
株式会社Japan Nexus Intelligence
最先端の分析技術に基づく戦略的情報発信を通じて民主主義的な言論空間を維持・発展させることを目的としたインテリジェンス・コミュニケーション(※1)を手がける株式会社 Japan Nexus Intelligence(本社:東京都新宿区、代表取締役:高森 雅和、読み:ジャパン・ネクサス・インテリジェンス、以下「JNI」)と、フィリピンにおいてインド太平洋地域の安全保障や国際法に基づく紛争解決を推進している独立系シンクタンクであるWPS Foundation(本部:マニラ市、 CEO:Jeffrey Ordaniel,Ph.D.、以下「WPS」)は、偽情報による悪意ある影響工作等に対抗する戦略的協力関係の枠組み構築に向け、覚書(MoU)を締結したことをお知らせいたします。
本覚書は2026年6月23日に締結され、JNIとWPSはこれに基づき、偽情報・影響工作対策、データに基づく公共議論の推進、民主的制度の保護に向けたベストプラクティスの共有などを通じて、インド太平洋地域を取り巻くオンライン言論空間の諸課題の解決に向け連携を強化してまいります。

写真:覚書を締結した、WPS の Jeffrey Ordaniel CEO(左)と 株式会社 Japan Nexus Intelligence 代表取締役の高森 雅和(右)
本覚書締結に至る背景および目的
近年、サイバー空間における脅威は高度化するとともに、一層複雑化しています。偽情報や影響工作をはじめとする情報操作は、民主主義の制度に深刻な影響を及ぼすのみならず、社会の分断を助長し、市民の適切な意思決定を困難にするなど、各国に共通する重要な課題となっています。さらに、ソーシャルメディアやAIの進展により、誤解を招く情報や悪意あるコンテンツの拡散は、速度・規模・影響力のいずれの面においても増大しています。
こうした状況はインド太平洋地域の安全保障環境も変化させており、相互の地域平和と安定の促進、悪意ある影響工作への対抗、実践的な政策解決策の推進といった共通課題に向け、多様なステークホルダーの連携が求められています。
JNIとWPSは、民間セクターと研究機関というそれぞれの強みを生かし、国家安全保障・防衛、インド太平洋地域の海洋安全保障やガバナンス、日本・フィリピン間ならびに日本・東南アジア間の戦略的連携に関連する偽情報や影響工作に関する共同研究、対話、分析、政策交流を推進します。またデータに基づく公共的議論を推進するほか、偽情報や悪意ある影響工作から民主主義的な情報空間および制度を保護するため、ベストプラクティスや経験の共有を促進し、それぞれの政府やその他関係者を支援するための組織間協力も深化させていきます。
主な協力分野
本覚書で、両当事者が組織間協力を深化させることを目指す主な分野は以下の通りです。
共同研究および出版:
共同分析プロジェクト、政策報告書や学術出版物の制作、研究への取り組み
戦略対話:
ワークショップや政策フォーラムの共同開催、対話型プラットフォームへの参加、政策関係者や研究者、実務家による非公開の政策対話
地域協力・能力開発:
日本・フィリピン間ならびに日本・東南アジア間の政策協力を強化する取組み、専門家によるブリーフィング、共同研修活動およびシナリオベースの討議
情報共有:
非公開情報に該当しない研究成果、知見および分析手法に関する自主的な知識共有、相互利益が認められる新たな政策課題に関する連携・調整
Japan Nexus Intelligence(JNI)について
株式会社Japan Nexus Intelligenceは2023年に設立された、インテリジェンスおよび戦略的コミュニケーションを手がける企業です。最先端のインテリジェンス技術と手法を活用し、SNSやAIを通じて広がる偽・誤情報、影響工作などをはじめとする「新時代の情報リスク」に対応する分析、リスク評価、コミュニケーション戦略を提供しています。民間企業向けには、企業・商品・サービス・市場に関する言論調査・分析、悪意ある情報の検知・分析、そして総合発信戦略の立案や対策の実行支援を行っています。公共機関向けには、影響工作等の悪意ある情報拡散の検知・分析、戦略的コミュニケーション計画の策定、認知戦・情報戦領域における技術動向や関連ツールの調査を提供しています。
https://j-ni.com/
WPSについて
WPS(We Protect our Seas)は、フィリピン証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に正式登録された、非政府・非営利・非党派のボランティアベースの組織です。東南アジア地域およびその他の地域の学術界、政策関係者、軍事関係者、産業界を巻き込んだ実証的な研究と対話を通じて、西フィリピン海およびより広範な南シナ海における紛争の解決に向けた、原則に基づくアプローチの推進を目指しています。WPSは、「南シナ海に関するマニラ対話」および「ASEAN海洋安全保障対話」の運営・調整機関も務めています。これらは、地域における自由で開かれ、安全かつルールに基づく海洋秩序の促進を目的とする、注目度の高いトラック1.5対話プロセスです。
https://wps-ph.org/
※1 インテリジェンス・コミュニケーション:悪意ある情報拡散に対抗することを目的とした、最先端の分析技術に基づくインテリジェンス(情報の収集・分析)主導型のコミュニケーション戦略です。収集・分析した情報に基づき、不正確な情報の拡散抑止と正確な情報の浸透に向け、危機管理、リスク評価を含めた包括的なコミュニケーションを推進します。
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