Fixstars Amplify、米IonQ社の量子コンピューティング環境を標準マシンに追加
株式会社Fixstars Amplify
クラウドシミュレータの無償提供を開始。実機へのアクセスも順次拡大
株式会社Fixstars Amplify(代表取締役社長CEO:松田 佳希)は、最適化クラウドサービス「Fixstars Amplify(以下、Amplify)」の標準マシンとして、IonQ, Inc.(以下IonQ社)の量子シミュレータを新たに追加したことをお知らせいたします。本連携により、ユーザーはAmplifyのクラウド環境を通じて、IonQが提供する実機およびシミュレータを利用した量子最適化アルゴリズムの研究開発が可能になります。シミュレータは本日から無償提供開始され、実機へのアクセスは今後有償プランとして提供予定です。
IonQ社の量子コンピュータについて
IonQ社のイオントラップ型量子コンピュータは、独自の量子ビット制御技術により高いスケーラビリティを実現するとともに、99.99%という極めて高い2量子ビットゲート忠実度[1]を誇ります。また、すべての量子ビット同士を直接操作できる「全結合アーキテクチャ」を採用しており、複雑な最適化アルゴリズムを実行する際の解の品質を劇的に向上させます。これにより、同社はアルゴリズム的量子ビット(#AQ)スコア64という業界最高水準のマイルストーンを達成しています。
IonQの量子計算環境の利用方法
組合せ最適化問題を統一的に扱う開発ライブラリ「Fixstars Amplify SDK」と、量子最適化アルゴリズムをサポートする拡張機能「Amplify Quantum」を用いることで、ユーザーはIonQ社の量子コンピュータを使ってさまざまな量子最適化アルゴリズムを容易に実行できます(*)。
すでにAmplifyのアカウントをお持ちのユーザーは、マイページの「アクセストークン」画面から利用申請を行うことで、IonQ環境へのアクセストークンを取得可能です。クラウド上で動作するIonQシミュレータは、本日より無償で提供を開始します。さらに、量子コンピュータ実機へのアクセス権についても、有償プランとして順次提供していく予定です。
* Amplify Quantumバージョン1.2以上が必要です。
株式会社Fixstars Amplifyについて
量子・AI・GPUなどの最先端技術を活用し、複雑な社会課題に挑む「最適化クラウドサービス」を提供しています。「最先端技術で、最適な答えを。社会を、もっと賢く。」というビジョンを掲げ、量子ゲートや量子アニーリングを含む多様なソルバーを統一的に扱える「Fixstars Amplify SDK」と、自社開発の高性能ソルバー「Fixstars Amplify AE/SE」を開発・提供しています。登録組織数は1,200を超え、累計実行回数は1.4億回を突破(2026年6月3日現在)しており、幅広い分野での社会実装を力強く推進しています。https://amplify.fixstars.com/ja
注 1: 忠実度(フィデリティ)
量子コンピュータにおいて、量子ビットの操作や計算結果が、理想的な(エラーのない)状態と比べて「どの程度正確であるか」を示す指標。最大値は1(または100%)であり、この数値が高いほどノイズやエラーが少なく、計算精度が高いことを意味します。実用的な量子コンピュータを実現するための極めて重要な性能評価基準となります。
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