連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第218回
市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 1月17日~1月23日
労働時間の規制緩和検討を6割が好評価、ただし…/フリーランス2.5万人調査「生成AIは重大脅威」が9割/クラウドゲームが急成長へ、ほか
2026年01月26日 08時00分更新
[生成AI][クリエイター] フリーランスクリエイターの約9割が「生成AIは重大な脅威」、解決策をどう考えている?(日本フリーランスリーグ、1月20日)
・フリーランスクリエイターの89%「生成AIは重大脅威」、93%「仕事に不安」
・92.8%がAI学習データ著作物リスト公開の義務化が重要
・日本の政策重点を「アウトプットの違法性判断と罰則」(34.5%)
文化・芸能・芸術分野の国内フリーランスクリエイターを対象に実施した、生成AIに関する実態調査より。回答件数はおよそ2万5000件(専業だけでなく副業・趣味も含む)。クリエイターの生計にとって「生成AIは重大な脅威」とした回答者は88.6%、「仕事に不安」は93.3%に達する。生成AIにおける“著作物の無断学習”が問題となっているが、「AI学習に使った著作物のリスト公開を法律で義務化すべき」とした回答者は92.8%。また、AI学習へのデータ利用の同意方法についても、「事前許諾制(オプトイン)」支持が61.6%、「原則禁止」が26.6%と、合わせて88.2%が厳格な管理を求めている。さらに、AI学習に対価を求める収益還元モデル案については、33.3%が「いずれも共感できない」と回答しており、金銭的な補償よりも「自分の作品をコントロールする権利」を重視する意向が鮮明になっている。
⇒ 今回の調査回答者の71.3%は「絵を描く人」(イラストレーター54.2%、漫画家15.0%、アニメーター2.2%など)。画像生成AIは他分野(文章、音楽、映像)よりも高度化が進んでいるため、画像生成AIによる無断学習、作風模倣といった問題について、より深刻にとらえていると考えられます。
「生成AIはクリエイターの専門分野の生計にとって重大な脅威」という意見に対する見解(出典:日本フリーランスリーグ)
生成AIによる収入・売上の増減について、過去1年程度の変化(出典:日本フリーランスリーグ)
自身の作品がAIに関連して利用される可能性を考えたときに、重視する順番について。全体としては「AI利用への金銭的対価」(緑)よりも、「無断複製/転載の禁止」(オレンジ)や「作風・表現スタイルの模倣禁止」(黄)を重視する傾向が強い(出典:日本フリーランスリーグ)
生成AIの無断学習、作風模倣を防ぐ保護ツールの利用状況。「積極的に利用している」が約4分の1(出典:日本フリーランスリーグ)
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