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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第208回

市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 11月1日~11月7日

日本のクレカ情報、闇市場では世界一高値で売買/東京が2年連続で世界一、DC建設コスト/誤情報・偽情報への企業対策が加速、ほか

2025年11月10日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、過去1週間に調査会社などから発表されたIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてお伝えします。

 今回(2025年11月1日~11月7日)は、SASEの運用監視を代行するサービス市場の成長、“日本が世界一”のデータセンター建設コスト、同じく“日本が世界一”となった盗難クレジットカード情報の取引価格動向、企業における誤情報/偽情報対策への支出、インターネット上のAIボットトラフィックの急増、についてのデータを紹介します。

[SASE][セキュリティ] SASE運用監視サービス市場は前年比37%成長、クラウド移行・ゼロトラスト推進が後押し(アイ・ティ・アール、11月6日)
・SASE運用監視サービスの国内市場、2024年度は前年度比で37%の伸び
・2025年度も24%の高い成長が続くと予測
・成長要因は「システムのクラウド移行」、人材不足による運用課題も背景に

 2024年度のSASE運用監視サービス国内市場は、前年度比37.1%増の売上金額63.6億円となった。企業システムのクラウド移行/SaaS利用の進展に伴って、SASEを構成するCASB(Cloud Access Security Broker)やZTNA(Zero Trust Network Access)の導入が進んでいるという。2025年度も、前年度比24.2%増と高い調成長が続く見込み。2024~2029年度は年平均成長率13.1%で成長を続け、2029年度には117億円規模に達すると予測している。

 ⇒ SASEへのニーズが高まる一方で、セキュリティ人材不足など運用面での課題が生じた結果、運用監視までワンストップで提供するベンダーが増えているとのことです。

SASE運用監視サービス市場規模推移および予測(2023~2029年度予測)(出典:ITR)

[データセンター] データセンター建設コストの世界ランキング、東京が2年連続で1位、大阪も4位に(Turner & Townsend、11月5日)
・世界のデータセンター建設コスト比較調査、2年連続で1位は「東京」
・「大阪」も4位にランクインし、世界における日本の存在感が高まる
・世界52市場における2025年の建設コストは平均5.5%も上昇

 世界52市場を対象に、ワットあたりのデータセンター建設コストを調査した。AIなどのトレンドを背景として、データセンターに対する需要は世界的に加速しており、需要が供給能力を上回る状態が常に続いている。世界52市場のデータセンター建築ワット単価は、従来型データセンターで平均5.5%上昇した。東京の建設コストは1ワットあたり15.2ドルで、前年に続いて世界第1位。さらに大阪も4位(1ワットあたり14.1ドル)にランクインし、日本の存在感は世界で高まりつつあるという。

 ⇒ 一部では“バブル”化しているとも言われるAIデータセンター建設。アジア太平洋地域全体でも、AIインフラ、クラウドの需要は急速に高まっており、今後開発/建設が予定されているデータセンターの総量は2300MW増加したとしています。

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