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あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞 2025 第167回

LG「CineBeam S」

俺のリビングにテレビは不要、LGの超短焦点PJは小型で使わないときもシンプルだ!

2025年11月01日 17時00分更新

文● ドリまつ/ASCII ヤマ 編集⚫︎ASCII

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 ここからはCineBeam Sの強みと気になるポイントを整理して紹介していきます。特に「大画面が欲しいけどテレビは置きたくない」という人にとって、超短焦点プロジェクターというジャンルはメリットがとても大きい存在です。

CineBeam Sを購入する3つのメリット

ポイント(1)置き場所の自由度×スタイリッシュさ

 CineBeam Sは超短焦点のため、壁のすぐ近くに置いても大画面を投影できます(8cmで40インチ)。リビングの床やローシェルフにそのまま置いて使え、設置場所に悩む必要がありません。縦型のスタイリッシュな筐体なので、使わないときでも生活空間に溶け込んでくれます。

 必要なときだけサッと起動して映画やスポーツ観戦が始められる手軽さは、テレビにはない魅力です。使わない時間が多いのなら“存在感ゼロで待機できる大画面装置”という発想は、むしろ合理的といえます。

LG CineBeam S

壁から近い距離で投影するから置き場所を選ばない

YouTubeでLG「CineBeam S」のレビュー動画を見る

ポイント(2)レーザー光源で画質も安心

 本機はレーザー光源を採用しており、明るさ・発色・コントラストの面で低価格プロジェクターとは一線を画します。リビングのような環境光がある空間でも見やすく、劣化しにくい光源のため長期間の使用でも安心です。

 映画やドラマの視聴だけでなく、ゲームやスポーツなど動きの速いコンテンツでも映像の破綻が少ないのがレーザーの利点。大画面にしたことで逆に粗が目立つ、といった失望が起きにくいのもポイントです。

LG CineBeam S

レーザー光源による映像が安定している

ポイント(3)LGらしい高機能モダンOS

 機能面では、webOSによる操作性の高さが特徴です。各種ストリーミングアプリ、Bluetooth接続など、LG製スマートテレビの利便性がそのままプロジェクターに入っているイメージです。「外部機器を足さなくても、ある程度は必要な映像環境が完結する」作りになっています。

 音響や周辺機器との相性も良く、ホームシアター用途にもスケールアップしやすいのがLGの強みです。「プロジェクターなのに単体完成度が高い」というのは、他社にはなかなか真似できないアドバンテージです。

LG CineBeam S

LGのOSからコンテンツを楽しめる

購入時に注意したい2つのポイント

壁投影は工夫が前提

 プロジェクターは投影する壁そのものが映像の質に影響します。できればスクリーンの導入がベストです。白い壁であっても、凹凸や色で解像感やコントラストは落ちるため、壁投影モードや壁色補正設定の活用は必須です。

LG CineBeam S

壁の質感が映像の投影を左右する場合も

倍速駆動に非対応

 映像の受像方式として倍速駆動(フレーム補間)に対応していません。映画やドラマのような24〜30fps前提の映像では問題ありませんが、スポーツ中継やアニメ、ゲームなどフレームの動きが速いコンテンツでは、シーンによって残像が気になるケースがあります。

 映画の質感をそのまま楽しみたい場合や、流動性のあるスポーツ観戦をしたい場合など、使用シーンによって評価が分かれるポイントですが、購入後に気づくと不満につながりやすい要素なので、あらかじめ認識しておくと安心です。

倍速駆動に非対応なので動きの速いコンテンツは残像感が強いかも

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