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マーシャル「MAJOR V」

前作から4年!マーシャルのヘッドホンがさらに進化【MAJOR V】

2025年08月30日 17時00分更新

文● イチ/ASCII 編集⚫︎ASCII

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 ゴールドの金具やレザー調の仕上げは、音楽ファンなら思わず手に取りたくなる存在感。ステージでアンプを背負ったような気分で、日常に音楽を持ち込めます。

 もちろん、見た目だけでなく中身も進化しています。定番のロックサウンドを継承しつつ、バッテリーは最大100時間という圧倒的なロングライフを実現。新しく搭載された「Mボタン」で、イコライザーやSpotifyの起動など、自分好みに機能を割り振れるのもポイントです。

 折りたたみ式で持ち運びやすく、街でも旅先でも気軽に連れ出せる——そんな「MAJOR V」は、日常に音楽を溶け込ませたい人にぴったりの一台と言えるでしょう。

MAJOR Vを使う3つのメリット

おすすめポイント1:定番アンプメーカーのサウンドを堪能できる

 マーシャルといえば、ロックの歴史とともに歩んできたアンプメーカー。そんなブランドが作るヘッドホンというだけで、音への期待は自然と高まります。

 注目は「Marshall signature sound」。Thunderous bass(重厚な低音)、smooth mids(滑らかな中域)、crisp treble(クリアな高域)のバランスが取れたサウンドが魅力です 。また、専用アプリで5バンドEQをカスタムでき、EQ調整によって好みの音質にチューニングする楽しみもあります。

 バンドサウンドはもちろん、ボーカル中心の楽曲でも力強さと存在感を感じられます。マーシャルのアンプを知っている人なら、「あの音だ」と思わずニヤけてしまうはず。ジャンルを問わず楽しめますが、とくにロックやブルースなど、生々しい楽器の音を味わいたい人にはうってつけです。

おすすめポイント2:折りたためばコンパクトになる携帯性

 「MAJOR V」は見た目の存在感に反して、携帯性にも優れています。イヤーカップを内側に折りたためば、かなり持ち運びやすくなるところは便利です。

 バッグの隅にすっぽり入るので、外出や旅行にも気軽に持ち出せます。重量もわずか約186gと軽量で、長時間の装着でも疲れにくく、好きな音楽をより長時間楽しめます。

 ヘッドバンドは柔らかく、耳を優しく包み込むイヤーパッドとあわせて快適なフィット感を実現。移動中やカフェでの作業、飛行機や新幹線での移動など、さまざまなシーンで活躍します。デザイン性の高さも相まって、ファッションの1つとしても取り入れたいヘッドホンです。

おすすめポイント3:5世代目ならではの完成度。100時間のロングバッテリー&Mボタンの使い勝手

 シリーズ5世代目となるMAJOR Vは、これまでのフィードバックを反映し、完成度がさらに高まっていると言えます。

 最大の進化はバッテリー。最大100時間の連続再生が可能で、毎日3時間使っても1ヵ月以上充電不要という驚異的なスタミナを誇ります。旅行や出張など、充電環境が限られるシーンでも安心です。

 さらに注目は「Mボタン」。ワンタッチでSpotifyを起動したり、イコライザーを切り替えたりと、自分の使い方に合わせてカスタマイズできます。音楽アプリのショートカットとして使えば、スマホを取り出さずに音楽をコントロール可能。こうした細やかな使い勝手の改善が、日常使いで役立ちます。

購入時に注意するべき側面

ポイント1:ノイズキャンセリングには非対応

 近年のワイヤレスヘッドホンでは定番機能となりつつあるアクティブノイズキャンセリング(ANC)ですが、MAJOR Vには非搭載。そのため、電車や飛行機など騒音の大きい場所では、音量を上げないと外音が気になることもあります。

 一方で、物理的な遮音性は高く、イヤーパッドの密閉感である程度の外音はカット可能。ANCが不要な環境や、あえて周囲の音を多少感じながら使いたい人にとっては大きなデメリットではないでしょう。静かな環境で使う前提なら、音質やデザインの魅力が勝るはずです。

ポイント2:LDACやaptX Adaptiveなど高音質コーデックに非対応

 MAJOR Vが対応するBluetoothコーデックはSBCとAAC、LC3。ハイレゾ相当の音質をワイヤレスで楽しめるLDACやaptX Adaptiveなどには非対応です。高音質コーデック対応機種と比べると、解像感や情報量でわずかな差を感じる人もいるかもしれません。

 とはいえ、AAC対応であればiPhoneなどの多くのスマホでは十分クリアな音質を楽しめます。マーシャル特有の味付けがあるため、コーデックのスペック以上に音楽の楽しさを感じられると思います。

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