脱毛が一般化しても引き続き「ひげ剃り」は健在
そんななか高額な小型電気シェーバーが登場
男性の美意識が変化し「脱毛」が一般的に語られる令和の時代、それでもなお“ひげ剃り”という行為は健在である。だが、かつてのようにアフターシェーブローションがドラッグストアの棚を席巻していた時代は遠く過ぎ去った。安全カミソリの文化も、電動化の波に押され風前の灯火である。
そんな中、パナソニックから登場したのが、コンパクトかつ高性能な電気シェーバー「ラムダッシュ パームイン」シリーズ。超高価帯ながらも市場で存在感を放つこのモデルには、単なる家電を超えたいという「意図」があるように思える。
筆者がこの「ラムダッシュ パームイン ES-PV6A(マーブルホワイト)」を手にしたのは、自分の誕生日。普段は7000円台のブラウン製シェーバーを愛用していた筆者にとって、4万1580円のシェーバーは“超高級車”にも等しい存在。買うかどうか悩んでいる様子を見て、なんと妻が先回りしてプレゼントしてくれた。
唯一無二のデザインで持つ喜びを提供
USB Type-C経由での充電が可能なのも今の時代に合っている
パナソニックの中でも、このパームインシリーズは「手のひらサイズ」という名のとおり、携帯性と機能性の両立を図った異色の存在である。ES-PV6Aは上位モデル、ES-PV3Aは若干廉価な構成となっており、刃の材質やカラー展開などで差別化されている。シェーバー全体の中でも、この「パームイン」シリーズは唯一無二のデザインであり、近年のUSB充電環境との親和性も高い。
付属のセミハードキャリングケースも見逃せない。コンパクトな本体にジャストフィットし、持ち運び時の安心感も大きい。サイズも重量も絶妙で、出張や旅行の際にも荷物にならず、筆者は週1回の充電で1週間は十分に運用できている。
もしバッテリー切れになっても本体のUSB Type-C経由での充電なので、車内や機内、出張先のホテルでも極端な場合はオンザウェイのUSBモバイルバッテリーからでも充電はできる。
オプション製品を見ていて気づいたが、パナソニックが推奨するUSB電源アダプター「ES-RU1-01」がなんと3850円という強気価格である。出力は5V/1Aとごく一般的で、筆者は秋葉原で売られている数百円のUSBアダプターを代用している。そもそも販売数量が限られる前提で、あえて購買ハードルを上げた「プレミアム価格戦略」にも見える。
本モデルの最大の特徴は「ラムダッシュ5枚刃テクノロジー」と「リニアモーター駆動」。剃り心地は非常にスムーズで、肌へのダメージも少ない。公式サイトによれば、ヒゲセンサーも内蔵しており、剃り残しを減らす工夫が随所に施されている。

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