「なんとなく」でも割とどうにかなるのでご安心を!

ちょっと世界の王になってくるわ…『シドマイヤーズ シヴィライゼーションVII』は奥深いけど初心者でもイケるストラテジーゲームの新定番だ!

2025年02月27日 17時00分更新

文● Zenon/ASCII
提供: 2K/テイクツー・インタラクティブ・ジャパン

●4つの目標を目指してプレイ!

 最初はユニット1つしかなく、周囲もほとんど見えない状況からスタートする。チュートリアルのポップアップが丁寧に出てくれるので、そのとおりに動かしていけば問題ない。

ポンと放り出されたプレイヤー。大丈夫、ちゃんと説明があるから!

 ゲームの目的は「経済/軍事/文化/科学」という4つの目標(レガシー)を進めていくこと。1つを突き詰めてもいいし、複数の目標を同時並行で進めても構わない。それぞれ具体的な目標を指示されるので、その達成を目指して自由にプレイしよう。

科学の場合は「アレキサンドリア図書館」を建てるため、「筆記」を研究するのが最初の目標だ。よし、これにしよう

 「大目標があったほうがゲームを進めやすいよね」って感じなので、最初は素直にその指針を受け入れよう。とは言え、まずは町がなければ始まらない。開拓者を生産して町を増やしていくぞ~。

最初の町「ワセト」。「Civ2」の頃の知識では、ゲームの初期位置がかなり好条件の土地になっていることが多かった

技術はツリー形式で順番に研究していく。研究は基本ほったらかしで進むので、プレイヤーが気にするのは研究する順番だけ

 戦闘は敵ユニットのマスに移動するか、遠隔攻撃のコマンドを指定すれば開始する。お互いのダメージ量も事前に見えるので、シミュレーションRPGをやる感覚で戦える。ユニット自体の戦闘力のほか、地形や相性などさまざまな要因で勝敗が決まるのが面白い。

難易度ボーナスのおかげでかなり有利に! 数も優勢で楽勝だ

 調子に乗って、ギリシャの女王イザベラと出合い頭に戦争をふっかけてみた。しかし2~3人の兵士だけでは相手の町を落とし切れず、撤退するはめに。

戦争は計画的に! 和平交渉する際は町を差し出したり、逆に受け取ったりできる

 ほかの文明とも出会ったものの、ギリシャとの戦争でいっぱいいっぱいでまともな交流ができず。地盤固めをしているうちに「時代の進展」メーターが進み、「古代」の終わりが近づいて来た(100%になると時代が終了する)。

 時代の終わりにさしかかると「危機」が到来。これは本作からの新システムで、時代は「創造、成長、危機、再生」のサイクルで成り立つという考えから導入されたとのこと。プレイヤーにとって不利な状況が訪れ、順調だった時代が斜陽を迎える演出となっている。

古代の終了間際、急に敵勢力が増えたり「危機政策スロット」という悪い効果のある政策を選ぶ必要に迫られた。プレイごとに異なる危機が訪れるらしい

 最終的にギリシャは落とせず、時間切れで「古代」が終了。140ターンでプレイ時間は約4時間ほどだった。

1つの時代が終わると、ほかの文明と比べて各目標の進捗がどれほど進んでいるかを見られる。筆者は圧倒的に軍事の進捗が良い。あれ、図書館どこいった?

 その後、「探検の時代」で新たな文明(ボーナス)を選択し、プレイを続行できる。事前の説明だと「時代ごとに文明がリセット」と書かれていてギョッとしたが、心配ご無用。これまで作ってきた町はそのままだし、積み上げてきた知識やユニットはしっかり残ってて有利に働くのでご安心を。

 ただ、文明が変わることで時代遅れになった建物を改築したり、ユニットの世代交代をする必要があるようだ。加えて、ほかの勢力との戦力差が縮まるので、「よーし古代戦争の続きを始めようか」と無策で突撃すると、たいてい返り討ちにあう。グスン。

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