【選択肢その2】(システム要件を満たしていなくても)
Windows 11にアップグレードする
マイクロソフトは、システム要件を満たす場合にWindows 11へのアップグレードが可能だとしている。しかし実際には、CPUが対象外など、Windows 11のシステム要件を満たさないマシンでも可能なことが多い。
とはいえ、Windows 11のシステム要件では、メモリは最低4GB、ストレージ64GB以上(ただし空き領域に制限あり)と、それほど高くない。Windows 10世代のマシンでも、CPUスペック以外は、システム要件を満たしているマシンは少なくないだろう。
なので、繰り返しにはなるが、Windows 11へのアップグレード(完全初期化の上インストールを含む)が可能ならば、Windows 11に移行するのが、最適解だと思われる。
【選択肢その3】LinuxやChromeOSなどの他のOSを入れる
Windows 11への移行が難しい場合、Windows以外のオペレーティングシステムをインストールするという方法がある。具体的には、「Linux」「ChromeOS」「BSDなどのさらにそれ以外のOS」の大きく3つの選択肢がある。
ただし、Windows上で動くWSLなどとは異なり、Windows以外のOSの導入には、それなりの知識が求められる。もともと、Linuxを使っていたなどの経験がないと、かなりイバラの道を歩まねばならない。Windowsで学んだ知識ややり方がまったく使えなくなるからだ。
たとえば、ハードディスクのパーティションテーブルなどの原理は同じだが、利用するコマンドがまったく異なる。Windows以外では、必ずしもGUIからすべてをできるわけではなく、コマンドラインで作業が必要なことも少なくない。
この選択で、一番簡単な選択肢はやはりLinuxであろう。利用者も少なくないし、情報もそれなりにある。また、できることが多く、アプリケーションが一番入手しやすい。なお、Windows 10のサポートが終了してしまうため、Windows 10上のWSLもアップデートが止まる。おそらく、Windows 10では動かないバージョンのWSLが登場することになると思われる。このため、WSLのLinuxをWindows 10サポート停止後の選択肢にするわけにはいかず、PCに直接Linuxをインストールする必要がある。
ChromeOSという選択肢もある。現在は汎用的なPCにインストール可能な「ChromeOS Flex」が提供されていて、インストール方法も公開されている。
●インストールを準備する - ChromeOS Flex ヘルプ
https://support.google.com/chromeosflex/answer/11552529?hl=ja&sjid=9744751546621931295-AP&visit_id=638719484950272894-2531369204&ref_topic=11551271&rd=1
ただし、ChromeOSではウェブやYouTubeを見たり、ウェブアプリを使う分は大きな問題は無いが、Windowsでしていたことのすべてができるわけでもないし、自分が必要なアプリケーションが存在しない可能性も高い。ChromeOS内でLinuxを起動できるため、Linuxを介してアプリケーションを利用するという方法もある。しかしChromeOS内でLinuxを使うのであれば、直接Linuxをインストールする方が面倒がなくていいかもしれない。
LinuxやChromeOS以外のOS、FreeBSD(https://www.freebsd.org/)、NetBSD(https://www.netbsd.org/)、OpenBSD(https://www.openbsd.org/)などのBSD(Berkeley Software Distribution)を先祖に持つOSなどもあるが、ここまで来ると、かなり「マニアック」な領域である。とはいえ、周りに使っている人も少なくなってくるだろうから、自慢の種にはなりそうだし苦労のしがいもあるというもの。
Windows 10のサポート終了は、否応なしにやってくる。まだ、Windows 10を使っているなら、とりあえず、どうするのかを検討した方がいいだろう。
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