あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第446回
ディーゼルの常識を覆す!? メルセデス「CLA 200d Shooting Brake」に乗って感じた5つ魅力
2024年07月21日 15時00分更新
魅力その5 ディーゼルがうるさいのは過去の話
運転しやすくグイグイ進む気持ち良さ!
気になる走りですが、実にコンフォータブル。乗用車の正しい姿といえそうです。同じドイツ御三家でも、BMWよりは柔らかく、アウディよりはシッカリとした足腰といった印象。左右の視界の広さも特筆すべきところで、運転がとてもしやすいクルマといえます。
なにより感動するのは2Lのディーゼルエンジンの滑らかさ! 室内にガラガラ音や振動を伝えることなく、それでいてトルクフル。さらに言えば走りも滑らかで、ディーゼルエンジン車にありがちな、超低速域で1速から2速に切り替わる時のショックも皆無。オマケにアイドリングストップからの復帰も滑らかです。「ガソリンエンジンと変わらないですね」という唯さん。そうなのです。筆者が知るすべてのディーゼルエンジンの中で、もっともガソリンエンジン車に近いフィールが得られているのです。これにはただただ驚き!
走行モードは「エコ」「コンフォート」「スポーツ」と、個別設定の4種類。アクセルを踏んでも進みにくいみたいなことはないので、普段はECOで十分かなと。とにかくエンジンのでき栄えにただただ感服。乗り心地もシットリとして快適。動力性能で不満など一切ありません。
さらなる驚きは燃費の良さ! 今回は高速道路8割、一般道2割というペースで走行したところ、リッター20kmを達成したではありませんか。燃料費が高い昨今、コレは実にウレシイ話。長距離移動をされる方は、快適さと燃費でメルセデスは最良の選択肢といえそうです。
また、唯さんが「コレは……」と言葉を詰まらせたのが、車内イルミネーション。クルマをお借りした時の設定のままにしていたのですが、とにかく派手の一言で「これ、消えないんですか? せめてほかの色にしてください」という唯さんでした。
さらに、ドアを開けたらスリーポインテッド・スターのウエルカムライトにも驚き。「ちょっと派手すぎませんか?」という声が上がるのも納得です。ドイツ製品って、こういう派手なところありますよね。お国柄ということで許してください。
「とてもいいクルマですね!」と唯さん。600万円というプライスタグは、国産車だと一回り大きなセダンが買えてしまいますが、そこをメルセデスとするのはアリな話です。仕事から遊びまでマルチに使え、道中も快適なCLA 200d シューティングブレーク。
筆者としてもメチャクチャ気に入ってしまいました。メルセデス、確かに売れているだけのことはあります。お見+それしました。
![](/img/blank.gif)
この連載の記事
-
第445回
自動車
日産の新型「NOTE e-POWER」が変わったのは内外装だけじゃない! 進化ポイントを探る -
第444回
自動車
三菱「アウトランダー PHEV」の魅力を雪上を含めたロードテストで検証した -
第443回
自動車
日産「ルークス」は収納の鬼! 使い勝手とモーター&ターボの走りで軽自動車が好きになる -
第442回
自動車
ヒョンデのコンパクトEV「KONA」はサイズも走りも日本の道路事情をよくわかっている -
第441回
自動車
まさかの「はとバス」をレビュー! 実は日本でしか見られないバスなんですヨ -
第440回
自動車
トヨタの高級ミニバン「ヴェルファイア」は2列目が眠り姫になるほど快適すぎた -
第439回
自動車
最後のエンジン版「マカンT」はファーストポルシェに最適なマジ買い物件だった -
第438回
自動車
カジュアル&ワイルドに変貌! マイナーチェンジのHonda「VEZEL」を徹底解剖 -
第437回
自動車
中国BYDのEVセダン「SEAL」を試乗! キツい坂も軽快に上るパワフルさと俊敏さが魅力 -
第436回
自動車
アバルト初のEVをタレントの新 唯が体験! EVなのに排気音がデカい!? - この連載の一覧へ