フォーム作成管理システム「ヘルプドッグ フォーム」に「フォーム営業」をブロックする機能搭載
nocoは6月13日、フォーム作成管理システム「ヘルプドッグ フォーム」にて「フォーム営業ブロック」機能の提供を開始した。
ヘルプドッグ フォームは、誰でも簡単にウェブフォームを作成・公開できる高機能なフォーム作成管理システム。プログラミングの専門知識は必要とせず、ノーコードでフォームを作成可能。月額0円でフォーム作成数、ユーザー数が無制限で利用できる無料プランを提供する。
企業や団体・個人が運営するウェブサイトでは顧客からの問い合わせやサポートに関するリクエストを受け付けるために問い合わせフォームを設置することが一般的だが、この問い合わせフォームに対して営業目的の案内を送信する「フォーム営業」と呼ばれる営業アプローチが広がっている。
フォームの目的と異なる無関係な営業案内が送信されると、正規の問い合わせを振り分ける作業に時間と手間がかかるうえ、顧客からの問い合わせへの返信が遅れることで販売機会の損失や顧客満足度の低下を招くなど、カスタマーサポート部門や総務・人事などバックオフィス部門の業務が妨げられるという問題が発生する。
フォーム営業を防ぐために、IPアドレスのブロックやBOTによるスパム対策が必要だが、高度な専門知識が求められるため、中小企業やリソースが限られている企業にとっては、時間とコストをかけた対策が非常に困難だった。
ヘルプドッグ フォームに正式版として提供を開始したフォーム営業ブロック機能では、フォームの目的と異なる無関係な営業連絡や勧誘を投稿する会社や団体、個人のメールアドレスやドメインをあらかじめブロックリストに登録することでフォームからの送信を拒否する。
また、公開したフォームをスパムや悪意のあるボットから保護するために、Googleが提供するセキュリティーサービスの最新版である「reCAPTCHA v3」をヘルプドッグ フォームに搭載。フォーム営業ブロック機能およびreCAPTCHA v3版は、月額利用料0円の「無料プラン」を含むすべてのプランで利用できる。