コンピューター関連機器の総合展示会「COMPUTEX 2024」の取材のため、5月末から台湾・台北へ行っていました。展示会の記事はASCIIの特集ページで沢山レポートしていますので、そちらをチェックしていただければと思いますが……
実は、台北滞在中に現地で「駅弁」フェアが開催されるとの情報をキャッチ。日本でも旅情を彩る重要なアイテムのひとつとして駅弁フェアは人気ですが、台北の駅弁フェアは、どんな様子なのでしょうか? 取材してきました!
台北での駅弁フェア「鐵路便當節」とは?
台北で開催されていた駅弁フェアは「鐵路便當節」という名称。コロナ禍での中断はあるものの、10年以上の歴史があるイベントです。以前は秋に開催していましたが、前回から台湾の「鉄路節(鉄道の日)」6月9日にあわせて開催されるようになりました。
イベント会場は台北駅1階のコンコース。普段は何もない広場ですが、当日は国内外から駅弁・鉄道関連の出展者が集まり、多くの人で賑わいを見せていました。会場内は大きく分けると、台鉄公司の駅弁を販売するエリアと、台湾国内の飲食店などが出展するエリア。さらに日本を含む国外からの出展エリアと鉄道グッズなどを販売する出展エリアに分かれていて、イベント用ステージもあります。
日本の鉄道会社12社も出店していました
日本からの出展も多く、JR東日本や銚子電鉄、近江鉄道など鉄道会社12社が参加。それぞれ自慢のご当地食材を使ったり、鉄道車両を模したデザインのラッピングを施した駅弁を販売。筆者は初日の12時くらいに会場へ行ったのですが、すでに売り切れの店舗も多く、日本の駅弁もかなり人気のようです。
台鉄公司の駅弁販売コーナーは大盛況
特に多くの人で行列となっていたのは、やはり地元台鉄公司の駅弁販売コーナーです。今回は台鉄公司傘下の6つの駅弁工場から、特別仕様の駅弁も含めて全16種類を販売。筆者も購入しましたが、40分くらい並んでやっと購入できました。
今回の目玉ともいえる駅弁は、台鉄で2024年第4四半期から運行が開始される観光列車「海風号」と「山嵐号」をイメージしたセラミックの弁当箱に入った2種類。どちらも999NTD(約5000円)と強気の価格ですが、何人も購入していく姿をみかけました。
(次ページ:台湾といえば、ステンレス製の弁当箱ですよね)

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