低重心ゆえの走りの良さ、車内の快適性が光る
まずは2列目に座ったゆみちぃ部長。リクライニングを倒し気味にして「めっちゃ快適です。最高です」とテンション高め。一方「せっかくならリクライニングだけでなく、シートそのものも電動化してほしい」と細かい指摘もしますが、「シートヒーターがあってぽかぽかです」とくつろぎながら、足元のUSB Type-CとスマホをつなげてSNSチェック。「乗り心地がめっちゃイイですね。ホント最高!」と満面の笑みです。
部員Kこと筆者は、主に走りの良さに感心しました。「あ、この瞬間がHonda車だよね!?」「やるじゃん、Honda」などの発言を繰り返します。思ったよりもパワーはあり、それでいて静粛性も担保されている。この2Lのハイブリッドは、良いデキといえるでしょう。
ハイウェイウォーカーのロケは遠出が多く、その移動は高速道路がほとんど。その場面においてオデッセイは低床プラットフォームによる直進安定性の高さと、進化したHonda SENSINGによって、水を得た魚のごとくの走りをみせてくれます。走りの気持ちよさで、ついついアクセルを踏みがちになってしまいます(法定速度内で)。
ここでゆみちぃ部長に運転をチェンジ。「大きいから運転できるかなぁ」と不安な顔でしたが、運転し始めると「思ったより運転しやすいですね」と素直な感想を漏らします。それは見晴らしの良さであったり、車幅が1820mmと日本の道路事情にギリギリマッチしているから。「ドライブポジションも乗用車的ですね。一部のミニバンのような、バスやトラックみたいな姿勢ではありませんね」というのも、運転のしやすさや楽しさに結び付いているのかも。
とはいえ「自分で運転するのではなく、2列目でくつろぐクルマですね」と語ると、そそくさと運転席を降りて2列目へ。「ホント快適です」と満面の笑みでした。
オデッセイは、古代ギリシャの長編叙事詩Odysseia(オデッセイア/主人公オデッセウスが体験する10年間の冒険物語)」を由来とするように、長い冒険=長距離・長時間の車内を快適に過ごすことを目的としたクルマ。ゆみちぃ部長の様子を見ながら「なるほど、これはオデッセイアだ」と思った部員Kなのでした。
STEPWGN SPADAの最上位が391万2700円ですので、100万円も違えば相当良くて当たり前とはいえ、「格の違い」を強く認識した次第。そして、「日本の道に丁度良い車幅」と「2列目シートの十分すぎる装備」に「500万円でコレはお安いかも」と思ったのでした。
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