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『百英雄伝』リッチな作りで好印象!往年の名作RPGを遊んだ手触りがよみがえる【ゲームプレイレビュー】

2024年04月22日 00時00分更新

文● Zenon/ASCII

ドット絵と3Dが融合した立体感のあるグラフィック

温かみを感じるグラフィックは目に優しく、ピントがボケて遠近感も表現

 まずグラフィックは、ドット絵+3D背景という近年よく用いられている手法を採用。自分で視点を移動できないぶん、「魅せる構図」が決まっていて常に美しい背景を眺めながら冒険を楽しめる。

横と奥行きの移動で街やダンジョンを走り回る

街には話せるNPCも多く、ときにはコレクションアイテムをくれるキャラも(取り逃しに注意!)

 また、フィールドへ出れば斜め見下ろし型の視点で3Dマップの探索が可能。ここでは視点をグリグリ動かせるので、向かいたい方角にカメラを向けて駆け回ろう。音楽も耳に残る感じで、とてもイイ!

フィールドでは街やダンジョン、釣り場が立体的に表現されている。敵との戦闘はランダムエンカウント形式で、エンカウント率はやや低めに感じた

マップを開けば自分がどこにいるかも一目瞭然。いまのところファストトラベル機能はないが、あとでテレポートなどの技能を持った英雄が仲間になったとき、解禁となるかもしれない

ダンジョンなどでも特殊な条件を除けば、最初からマップが全開放されているのは親切に感じた。行き止まりから先に探索すると宝箱の取り逃しがなくて効率的!

オートバトルが快適!ボスは歯ごたえたっぷり

ボスはいずれもオリジナルデザインの見た目。ギミックを駆使して戦う場面も

 戦闘は最大6人の仲間を編成して行う。通常攻撃、魔導レンズ(スキル)、アイテムなどから適時選ぶコマンドバトルで、素早いキャラから動く形式だ。

 パーティー編成は前衛3人+後衛3人で、キャラごとに武器種が「S(近距離)/M(中距離)/L(遠距離)」と決まっており、Sは前衛に、Lは後衛に配置しないと真価を発揮できないので注意しよう。

編成で見るべきポイントはココ! 防御タイプもキャラによってダメージ軽減型/回避型が異なる

主人公ノアの武器種はMで、前衛後衛どちらでもいけるオールラウンダーだ

画面上部にあるのが敵味方の行動順。こちらが選ぶアクションによって順番は前後する(防御は最優先になるなど)

 メニューの作戦ページを開くと、パーティー全体のオートバトルの方針と、キャラクターごとの細かい行動指針を設定できる。序盤はそれほど気にしなくてもいいが、中盤以降は個性に合わせた作戦を組むのが楽しくなりそうだ。

オートバトルの作戦は「MPを使わずに戦え」がオススメ。初期設定のままだと回復手段が乏しいMPを気前よくぶっ放してしまうので注意

 戦闘が始まったら「おまかせ」を選ぶだけ。あとはこちらがボタンを押すか戦闘が終了するまで自動で戦ってくれる。とてもテンポがよくて快適!(ターンをまたいでもオートバトルは継続する)

 反面、ボス戦はオートだと厳しい感じだ。というのも本作は適正レベル以上に強くなるのが難しいので、「レベルを上げてゴリ押す」のが基本的にできないからだ。しっかり魔導レンズ(スキル)やアイテムを駆使して戦おう。

ターン経過で貯まるSPを消費する技と、MPを消費する魔法がある。技は使い勝手がよく、魔法は多用できないぶん強力なものが多い

基本はSPを使う技で戦おう。キャラによって属性や範囲などは異なる

獲得経験値は、現在のレベルが低いほど多く手に入る。弱いキャラを育てるのはラクだが、適正レベルまで育ったキャラをそれ以上に強くするのは大変という仕組みだ

 また、特定の仲間が同じパーティー内にいると英雄コンボ(連携攻撃)を使えるのも特徴。物語を進めるほど仲間は増えていくので、誰をパーティーに入れればいいか迷うのが悩みのタネだ。

ノアとセイによる英雄コンボ。敵全体に斬撃中ダメージを与える

ノアとリャンによる「先輩後輩コンボ」はときどきクリティカルで大ダメージをたたき出す。序盤はガンガン使っていきたい

とある兄妹の英雄コンボ。攻撃と回復を同時にできるスグレモノ!

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