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FINDi、水中ドローンシミュレーター「FF Virtual」を6月から販売開始

PR TIMES

株式会社FINDi
~FINDiが開発したインフラ水中調査に特化し、音響ソナーや構造物などの水中環境を再現した水中ドローンシミュレーター~

 株式会社FINDi(ファインドアイ/本社:東京都港区/代表取締役社長:稲垣 裕亮/以下「FINDi」)は、水中ドローン(ROV)シミュレーター「FF Virtual」を開発し、このたび2024年6月より提供開始いたします。

 「FF Virtual」は、インフラ構造物の水中調査に必要な特殊な操作スキルを、現場に行く前に身につけることができる、インフラ調査に特化した初の水中ドローンシミュレーターです。

FINDiが開発している水中ドローンFFシリーズ
インフラ構造物を忠実に再現
 水槽や放流きょ、管路内などのインフラ構造物によくある、常に水に浸かっている壁面や見えにくい天井面の水中ドローンを用いた調査には、特殊な操作スキルが求められます。
 たとえば、調査対象の壁面を正面に映しながらの横移動の航行や濁水環境においては、可視光カメラでは見えない範囲を音響ソナーの映像を頼りに航行する必要があります。柱が多数あるような複雑な形状の構造物内では、通信用のケーブルが絡まないように注意しての航行も必要となります。
 このように、インフラ構造物の水中調査には特殊な操作スキルが求められますが、練習をする環境がありません。稼働している実施設の中では操縦トレーニングを行うことはできず、稼働停止時間は限られており、手際よく調査をすることが求められます。


5段階で調整可能な濁度
 構造物調査を得意とするFINDiは、日々の調査の中で操縦が難しい環境があることを認識し、より実践的なトレーニング方法を開発することが、パイロットの早期育成に不可欠であると考えました。当初、社内の若手向けのトレーニングツールとして開発を進めましたが、水中調査を行うすべての方に手に取っていただくことが水中調査の省人化促進に繋がると考え、この度のリリースに至りました。


実際の水中ドローンFF1操縦画面
FF Virtualで再現された操縦画面
 「FF Virtual」は地下水槽やボックスカルバートの内部、さらには停泊した大型船舶の船底などのフィールド、水中ドローンの細かな挙動、音響ソナー、ライトの照射、着底した際の沈殿物の巻き上げなどをリアルに再現しています。
 「FF Virtual」は、現場に行かずとも現場さながらのバーチャルトレーニングを実現する、かつてないリアルな水中ドローンシミュレーターです。

[トレーニングフィールド]
円形配水池、大型船船底下、地下貯水池、コンクリート管、ボックスカルバート、破棄された航空機、海底

大型船舶の船底
物理演算で再現されたテザーケーブル

コンクリートの汚れや堆積なども表現している
大小様々な管路